「日本人への警告メッセージ」 香川の“警鐘”に海外注目「スペインを襲った危険が…」
香川が公式インスタグラムに日本語で投稿「止めるのは、皆さん次第です」
現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、リーガ・エスパニョーラを含む欧州全域のリーグが中断している。
今季からスペイン2部サラゴサに加入したMF香川真司が日本語で警鐘を鳴らしたことを受け、海外メディアは「香川が日本人への警告メッセージ」と注目を寄せている。
2010年に加入したドルトムントではブンデスリーガ連覇の立役者となった香川は、12年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。しかし、思うように本領を発揮できずにドルトムントへ出戻りし、ベジクタシュを経て、サラゴサへと加わった。序盤はトップ下で主力を担っていたものの、徐々に出番を失い、ベンチを温める日々が増えていた。
そんななか、現在世界で猛威を振るう新型コロナウイルスがスペインでも爆発的な感染を見せているため、リーグ戦が中断。長期延長の可能性も取り沙汰されているが、スペインメディア「El Desmarque」は「香川が日本人への警告メッセージ」と見出しを打ち、新型コロナウイルスの感染拡大予防策のため、香川が日本語で投稿した動画に注目している。
公式インスタグラムを更新した香川は、新型コロナの爆発的な感染者増加に「スペインも苦しんでいる。僕自身も自宅待機が3週目に入り、最低でもあと2週間続くと言われている」と語ったうえで、「日本もおそらく、感染が拡大されていくでしょう。それを止めるのは、皆さん次第です」と外出自粛の必要性を強調していた。
記事では、「香川は日本で最も重要なサッカー選手の1人と言える。彼はSNSで何百万人もの日本人のフォロワーを抱え、メッセージを届ける影響力を備えている」と指摘し、「スペインを襲ったコロナウイルスの危険が、日本にもまもなく訪れる可能性について、同胞に警鐘を鳴らした」と説明している。
スペインでは新型コロナウイルスの感染者が8万5000人を越え、死者も7000人以上となっている。東京でもここ数日で感染者が増幅していることからも、予断を許さない状況を迎えている。(Football ZONE web編集部)