スマホ決済サービスとしては後発ながら、100億円規模の還元キャンペーンで、一気に知名度を上げた「PayPay」。今では累計登録者数が2,500万人を突破(2020年2月19日時点)。加盟店数も約200万カ所(2020年3月6日時点)と、利用しやすいサービスになっています。そんな「PayPay」のアプリには使いやすいポイントがいっぱい。中でも筆者が気に入っている5つのポイントについてご紹介します。

○ポイント1・遊び心満載!ホーム画面のカードをきせかえ

PayPay」アプリの中でも筆者が一番気に入っているのが、ホーム画面のカード部分を着せ替えできるところ。この「きせかえ」は「PayPay」独自でサービス開始当初からあり、遊び心があるなーと感心していました。

PayPay」アプリのホーム画面。カード画面で自分仕様にできる


通常、決済アプリは利用できるメニュー名が並ぶだけで、どうにも無機質になりがち。それをカード部分だけとはいえ、自分の好きなデザインで彩れるので、使う度に楽しくなります。筆者はダイビングが趣味なので、海のデザインに。背景の赤とのコントラストで目立つし、カードの裏面にはビーチパラソルと浮き輪が描かれていて、なんとも魅力的なのです。

裏面のデザインは表と違います。いろんなカードを設定して裏面を確認したくなる


久しぶりに「きせかえ」ページを見てみると、種類が格段に増えて、80種類にもなっていました。ハロウィンや雪山、2020年のデザインもあったので、季節や気分で変更するのも楽しそうです。

「きせかえ」メニューはホーム画面の「もっと見る」をタップして広げると表示される


○ポイント2・ランチや飲み会の支払いがスマート

スマホ決済サービスでは今、友だち同士で「送金」できるサービスが増えています。その理由は、人からお店への支払いがキャッシュレス化されても、人から人への支払いがキャッシュレス化されなければ、いつまでも現金が必要になるから。ただ、交通系ICカードなどの電子マネーは端末がないと支払いができないので、友だち同士でお金のやりとりができるのは、QRコードを使ったスマホ決済ならでは。

プレゼント代のような少額決済も「わりかん」すれば顔を合わせたとき手軽に払える


操作は実に簡単で、自分のQRコードを読み取ってもらったり、逆に相手のQRコードを読み取ったりした後、金額を入力して送信するだけ。1円単位まできっちり精算できるし、「PayPay」の場合、一度、利用すると「最近送った友だち」として名前が残るので、2回目からはそれを選べばいいのでさらに便利です。

「送金」は「PayPay」のホーム画面の「送る・受け取る」から操作する


離れていても、携帯電話番号などで相手を検索して送金できるので、冠婚葬祭で友だちに立て替えてもらったお金を返す時などにも便利。手数料無料で利用できるので、同じメンバーでよく遊びに行くなら、この送金を利用すると割り勘がとてもスマートになります。

○ポイント3・コンビニ要らず! 手元で請求書が支払える

通販や公共料金、税金など、バーコード付きの請求書が、スマホ決済のアプリで支払えることを知っていますか? 実は「PayPay」でも「請求書払い」でそれができます。今、徐々に対応先を増やしていて、例えば、東京電力や関西電力、東京ガス、大阪ガスなどのほか、市区町村の自治体などでも利用できるところが増えています。

請求書が手元で支払えるのでわざわざコンビニまで行かなくていい


もし自分が住んでいる市区町村が「請求書払い」に対応していたら、コンビニに行かなくても税金の支払いが手元で完了。筆者は海外出張時や病院に入院時に、この「請求書払い」に助けられました。バーコード付きの請求書だからといって全部が支払えるワケではありませんが、対応する請求書なら、支払うことで0.5%還元になるのでお得でもあります。

PayPay」のホーム画面の「請求書払い」から操作。対応先は「利用可能な支払い先を確認する」でチェックできる


○ポイント4・支払い状況を月ごとにグラフで確認

「スマホ決済だとお金の使い過ぎが心配」という声をよく聞きます。実際にそうで、物理的にお札が少なくならないし、お金を支払っている感覚も薄いので、使い過ぎてしまうことは多々あると思います。

そこで筆者が行っているのが、「利用レポート」の定期的な確認です。今月、どれくらいお金を使っているかがグラフ表示でよくわかります。このような表示方法は「PayPay」ならでは。先月よりも少ないなら、「まだ使っても大丈夫」という目安に。使い過ぎが心配なら、あらかじめ毎月いくらと決めて、その金額をチャージして使うようにすれば、無駄使いの心配なくスマホ決済が利用できると思います。

「利用レポート」はホーム画面の「もっと見る」をタップして広げると表示される


具体的な支払い明細のほか、今月、支払金額が多いお店をランキング


○ポイント5・キャンペーンの「あといくらまで」がわかる

よく開催される“還元キャンペーン”ですが、1回いくらまで、期間中いくらまでと、還元される金額の上限が決まっているものが多いです。キャンペーンで得したいものの、「ひょっとしてもう上限までいった?」と気になることがありますが、「PayPay」では「おトク」ページを見れば疑問が解消。キャンペーンごとに、「付与上限額まで残り○○円」といったカウントダウンがあるので、どこまで得できるかがわかりやすいです。この機能は他のスマホ決済アプリにも導入して欲しいほど。

ホーム画面の「おトク」から操作。キャンペーン情報が表示される


開催中の各キャンペーン情報の最初に、付与上限額までの残り金額が表示される


「どこでキャンペーン情報を見たらいいのかわからない」という時にも、この「おトク」ページで今、開催中のキャンペーン情報が確認できます。こうやって残り金額をカウントダウンされることで、「上限までしっかり得してやるぞ!」と意欲がわくのは筆者だけでしょうか?

「送金」や「請求書払い」は、他のスマホ決済事業者でも行っているサービスですが、「PayPay」ならではの工夫があって、使いやすいです。「PayPay」を使っている方でも、この5つのポイントを初めて知った方はぜひチェックしてみてください。