声明を発表する「新天地イエス教会」の広報担当者(ユーチューブチャンネルより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの集団感染が発生した韓国の新興宗教団体「新天地イエス教会」は28日、ホームページでの生中継で声明を発表し、同団体に対する「魔女狩り」が行われているとした上で、非難や憎悪をやめるよう訴えた。

 

 声明では、同団体は新型コロナウイルスの発生源ではないとし、自らも被害者だと主張。信者の名簿を公開したことも「容易でない決定だった」とした。

 この団体が生中継で立場を明らかにするのは、23日に続いて今回が2回目。

 「新天地イエス教会」では南東部・大邱の教会で集団感染が発生し、団体側が組織を守るために新型コロナウイルスに関する政府の疫学調査を妨げているとして、検察が教祖のイ・マンヒ総会長(88)に対する捜査に乗り出した。

 同団体は保健当局に国内の21万2324人、海外の3万3281人の計24万5605人の信者の名簿と関係機関の住所などを提出したと明らかにした。また、信者のほか、国内の5万4176人、海外の1万951人の計6万5127人の「教育生」の名簿も提出したという。