au高橋社長、楽天回線は『当初は高品質』となる可能性を指摘
携帯サービスのauを展開するKDDIの高橋誠社長は決算会見で、4月に携帯サービスに本格参入する楽天モバイルのMNO回線について、サービス開始当初は高品質となる可能性を指摘しました。

高橋社長は『(楽天回線は)エリアは狭いが、最初の段階は加入者が少ないので、トラフィックの品質的には良い。ネットワーク的には空きが多いため、速い通信速度を展開できたり、(電波の)干渉量も少ないため、最初は品質が良いと思っている。我々は警戒をして対応しなければならない』とコメント。

基地局数については『我々は8万で(楽天モバイルは)3000〜4000なので圧倒的な差はある』としつつも、警戒をする姿勢を重ねて示しました。

楽天モバイルは4月より携帯電話(MNO)サービスを開始予定。当初は三大都市圏の屋外を中心に自社エリアを構築しています。それ以外の地方や一部屋内は、2026年3月末を期限にau回線とのローミング契約を結んでおり、楽天モバイルのユーザーも実質的にau回線を利用することになります。

楽天モバイルau回線を利用するために、高額なローミング料をKDDIに支払っているとされています。