武器にしたら強そうな都道府県はどこだろう。たんに「武器っぽい形」をした県のことだが......。改めて日本地図を眺めてみると、どことなく武器っぽい形をしている都道府県は、けっこうありそうだ。

なかでも三重県の物理攻撃力に注目した人が、2020年1月6日、投稿したツイートが、新年早々の話題となっている。

わずか12秒の動画なのだが、インパクトの強い作品だ。構成も見事で、最後のオチは理屈抜きで笑える。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

「これが三重剣か」
「滋賀に嵌まってて草」
「やっぱり北海道は最強だった」
「くだらなすぎて好き笑」

なんだか妙にはまる人が多い。「石川とかめっちゃ強そう」そ「長崎・鹿児島・沖縄とかの離島散弾銃つよそう」などと、話は広がる一方で、まるで新年会のように盛り上がっている。

Jタウンネット編集部は、この動画を作った「もにゃゐずみ」さんに詳しい話を聞いてみた。

三重県は「大剣みたいな形」?


三重vs愛知 もにゃゐずみ(@Monyaizumi)さんのツイートより

Jタウンネット編集部はツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)を通して、もにゃゐずみさんに質問した。

もにゃゐずみさんのお仕事は書道家クリエイター兼プランナーということだが、どんな仕事をされているのだろう?

「従来から世間的にイメージされている『書道家』に、広く一般的な創作活動を行っている者を指す『クリエイター』という言葉をくっつけて、幅広く活動を行っている書道家という意味で私が勝手に考えた造語です。
プランナーにつきましては、企業様からPR案件の受注、およびコンテクストプランナーとして広告代理店様との連携などを行っております。 いずれもフリーランスとしての活動になります」

詳しくは、もにゃゐずみさんのホームページをご参照いただこう。


三重vs岩手 もにゃゐずみ(@Monyaizumi)さんのツイートより

三重県出身なのか、それとも三重に何かこだわりがあるのか?と聞いてみると......

「スミマセン、三重県については遠い昔に修学旅行で鹿と触れ合った記憶だけで、これいった思い入れはありません...。 三重県って大剣みたいな形で武器として使ったら強そうだなあと、それだけの理由から作りました」

専門の書道や文字ではなく、動画を創ろうと思ったのは、なぜなのか?

「書道家として活動しているかたわら、その枠にとらわれずさまざまな独自のコンテンツを制作し楽しんでもらいたいという願望が常にあるのが理由です。
今回の動画のアイデアについては、芸人であるバカリズムさんのネタで有名な『都道府県の持ち方』が昔から大好きなので、それをきっかけに着想を得ました。 動画編集については、発想の表現手段の一つとして考えており、独学中です」


三重vs滋賀 もにゃゐずみ(@Monyaizumi)さんのツイートより

動画制作で苦心した点を聞いてみた。

「強いて言えば効果音ですかね。都道府県が粉々に粉砕する音なんて存在しませんから(笑)。悩んだ末、オチを際立たせるために程よく重厚感を持たせる、という結論に至りました」

なるほど三重が他県を打ち砕く、あの効果音がその成果だったようだ(ここで冒頭のツイートの動画を見たくなったと思う。どうぞご遠慮なく、ただまた戻って来てほしい)。

ツイッター上で大きな反響があったが、とくに印象に残ったコメントは何だったのだろう。

「動画に登場させなかったさまざまな県について、その強さが議論されていて面白かったです。確かに石川県、強そう」

武器にしたら強そうな都道府県シリーズ、次回作に期待したい。