俳優のニコラス・ケイジが、“ニコラス・ケイジ”を主人公とした映画でニコラス・ケイジ役を演じることになったと、米The Hollywood Reporterが報じた。

類いまれなる才能を持ちながらも、2012年に全国公開された『ゴーストライダー2』以降は、比較的小規模な映画に、狂気に満ちた奇妙な役で出演することが多かったケイジ。世界中にファンを持ち、その才能は誰もが認めるところだが、ここ数年はその才能を持て余していた感は否めなかった。

タイトルは『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』。文字通り“巨大すぎる才能の耐えられない重さ”を抱えるケイジが本人役を演じることになり、タランティーノ監督の新作への出演を熱望しながらも、その一方で10代の娘との関係に悩む“リアルな”ケイジを描く。さらに、ケイジは1990年代のケイジ自身と話し、奇妙な映画に出演し過ぎであることや、もうスターではないことまで告げられる。

そして、現実でも巨額の借金を抱えるといわれるケイジは、映画の中でも多額の借金を抱え、メキシコの億万長者の誕生日パーティにまで出席することになる。だが、その億万長者がカルテルを牛耳り、メキシコ大統領候補の娘を誘拐した人物であるとCIAに告げられることになり、ついにはアメリカ政府の諜報員としてリクルートされてしまうというストーリーが展開する。

本作のメガホンを握るのは『恋人まで1%』のトム・ゴーミカン。「デスパレートな妻たち」のケヴィン・エッテンと共同でゴーミカンは脚本を執筆し、ケイジにはゴーミカンの手紙とともに脚本が渡ったという。興味深いことに元々サンプルとして書かれた脚本は、業界内でたちまち話題となり、ついにライオンズゲートが配給権を獲得。米The Hollywood Reporterによれば、『コン・エアー』や『ナショナル・トレジャー』に出演していた頃と同等のギャラが、ケイジに支払われることになるという。

『The Unbearable Weight of Massive Talent(原題)』の公開日は未定

参考:https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/nicolas-cage-star-as-nicolas-cage-unbearable-weight-massive-talent-1254626?utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=THR%27s%20Heat%20Vision_now_2019-11-15%2012:42:59_acouch&utm_term=hollywoodreporter_heat_vision

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