中井貴一(右)と佐藤浩市(左) 撮影/森田晃博

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「今日、家族にこの映画の舞台挨拶だと伝えたら、“まだやってんの?”と言われました(笑)。異例のことで、わたくしも戸惑っております」

【写真】台風15号の被災地で振舞われた、佐藤浩市からの差し入れ

「ご結婚おめでとう!」

 主演映画『記憶にございません!』の“超”大ヒット舞台挨拶に出席した中井貴一。共演の佐藤浩市も登壇したが、「なんで三谷幸喜じゃなくて俺なの?(笑)」と監督不在に不満げ。

 そこに三谷監督からビデオレターが届き、「中井さん、佐藤さん、ご結婚おめでとう!」という渾身のボケがかまされると、アキレた様子で、

「バカじゃないの!(笑)」(中井)

「またやりやがって」(佐藤)

 そんな2人、実はデビューも同時期で同時代を駆け抜けてきた盟友。初共演は40歳を過ぎてからで、「いろんなことを理解して、芝居がわかってから共演できてよかった。佐藤さんがいることが役者を続ける刺激、そして励ましになっています」(中井)

「ほぼ同じキャリアでやってきて、今回も信頼というか。あんまり言うと安っぽくなるな」(佐藤)と照れ笑いを浮かべ、長年培ってきた厚い信頼関係をのぞかせた。

 そして、フォトセッションではまさかの金屏風が登場! 

「もっと近いほうがいいかしら」(佐藤)

「僕たちもこれから幸せに歩んでいきます」(中井)

 と最後は肩を寄せ合い、監督の“結婚ネタ”に乗っかり、笑いを誘った2人。

 渋く、色気もユーモアもあって、カッコいい。こんな“イケオジ”コンビ、ほかには記憶にございません……!?