ホンダFCに敗れた浦和 photo/Getty Images

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アジアチャンピオンズリーグではベスト4まで勝ち進んでいるのだが、浦和レッズが国内で苦戦している。リーグ戦では降格もちらつく15位まで順位を落としてしまい、25日には天皇杯4回戦でJFLのホンダFCに0-2で敗北。絵に描いたようなジャイアントキリングを喰らってしまい、サポーターもこの結果に激怒していた。

終盤まで粘り、82分と86分に得点を奪って勝利を収めたホンダFCに対して浦和は粘り切れなかった。後半アディショナルタイムにはFW杉本健勇がPKまで失敗してしまい、何とも後味の悪い結果だ。

この結果に疑問を投げかけたのは、浦和一筋を貫いた闘将・鈴木啓太だ。浦和を象徴する存在として体を張り続けてきた鈴木はすでに現役を退いているが、自身のTwitterで「闘う姿勢ってなんだろう。もっと構造的、根本的な問題だと思う」とツイート。今の浦和の戦いに魂の熱さを感じていないのかもしれない。

このツイートにサポーターからは、田中マルクス闘莉王が在籍していた時代を懐かしむ声などが挙がっており、日本代表でも最終ラインを支えた闘莉王もとにかく熱い選手だ。鈴木啓太と闘莉王は浦和時代もチームメイトで、2人の時代には天皇杯も連覇。リーグタイトルも獲得し、2007年にはACLも制している。2人が支えた2000年代後半は浦和がタイトルを量産していた時代でもある。

当時のチームにはあった熱いハートが失われているのだろうか。ここから浦和は国内リーグで残留を勝ち取る戦い、そしてACLでは優勝を目指して中国の強豪・広州恒大との準決勝に臨む。国内と国外で全く異なるタイプの戦いをしていくことになるが、選手たちは奮起できるだろうか。

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