制服姿の梨々はキックを披露した

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“最強の遺伝子”を持つJKキックボクサーが、17歳の那須川梨々(りり)だ。“キック界の神童”こと那須川天心(21)の妹は、昨年6月17日のRISEで佐藤レイナに判定勝ちしてプロデビュー。ここまで2勝2敗の戦績だ。

 物心つく前に空手を始め、小学校に入学したころに天心と一緒にキックボクシングに転向した。「気がついたらそこに格闘技があって、今ここにいるという感じです。ここまで来られたのは兄のおかげ。兄がいるからこそ、私も注目される部分がありますし。いろいろなことを普段から教えてくれます」と感謝の言葉を述べる。

 だが、そのアドバイスは辛辣になることもある。7月5日の「RISE QUEENアトム級王座決定戦」で紅絹に判定負けした際には「格闘技にかける気持ちの差だな」と一喝された。梨々は「兄の言う通りだと思います。あの負けの反省点を次の試合に出したい」と誓い、再起戦となる「RISE WORLD SERIES 2019」(16日、千葉・幕張メッセ)の上仮屋真莉(33)戦からの巻き返しを狙う。

 放課後は拠点の「TEPPEN GYM」(千葉・松戸市)に直行して汗を流す毎日だが、素顔は普通の女子高生。唯一の息抜きは「友達と遊びに行くこと」で「買い物に行ったり、カラオケで歌ったり、映画を見たり、タピオカを飲んだりですね。ゴンチャっていうお店のタピオカが好きなんです。今は試合が近くて我慢してるんで、終わったら飲みに行きますよ」と笑顔を見せた。

 幕張大会には友人たちを招待しており「来てくれると気持ち的に落ち着いて試合ができる。いい試合を見せたい」と気合が入る。「先のことより今です。いい試合をして注目してもらわないと、次の試合をすぐに組んでもらえなくなると思うので。もう、負けたくない」。発展途上の17歳は兄に負けじと連勝街道を目指す。