au、「中古スマホのSIMロック解除」にひっそり対応
au(KDDI、沖縄セルラー)は、9月1日より中古スマートフォンの「SIMロック解除」に対応しています。同社のサポートページをひっそり更新して、その対応を周知しています。

これまでauでは、中古で購入したり、知人から譲ってもらったスマートフォンのSIMロック解除には対応しないという方針でした。

一方、9月1日から適用される総務省のガイドラインでは、「中古スマホのSIMロック解除」を受け付けるよう定められており、これにあわせて(渋々)制度を変更し、対応した形です。

中古スマホのSIMロック解除はauショップの店頭のみ受け付けで、手数料として3000円(税抜)がかかります。また、中古スマホのSIMロック解除受け付けについては、「1日に2台まで」という制限が設けられています。

なお、これまで通り、ネットワーク利用制限中の端末や、分割購入で購入日から100日目以内の端末ではSIMロック解除の手続きは受け付けられません。

今回適用される総務省のガイドラインは2018年8月に公布されたもので、SIMロック解除については2019年9月1日からの適用とされていました。NTTドコモはいち早く、2019年2月にはガイドラインに沿った対応を実施。ソフトバンクは8月20日に対応しています。

auではガイドライン適用日ぎりぎりまで対応を変更しなかった上、今回の制度変更については、ニュースリリースやホームページ上の「お知らせ」などで告知をせず、サポートページをひっそり更新することで「然るべきホームページにて確認頂けるよう」な対応を取ったことになります。

関連記事:
SIMロック解除、中古で買ったスマホもOK ドコモが2月20日から
ソフトバンクがSIMロック解除の条件緩和、中古iPhoneもSIMフリー化可能に
中古スマホのSIMロック解除、auも「9月1日までに」対応予定〜ソフトバンクに続き