野村監督がOB戦で感謝のスピーチ「スワローズに足を向けては眠れません」
後ろで支える小川現監督にゲキ「何をやっているんだ!」最下位脱出願う
ヤクルトの球団設立50周年を記念したOB戦「オープンハウス presents スワローズ ドリーム ゲーム」が11日、神宮球場で開催された。試合後のセレモニーでは「GOLDEN 90’s」を率いた野村克也監督がマイクを持ち、ファンの心に染みるスピーチを行った。
ノムさんは若松勉氏、小川淳司氏らに支えられ、場内のファンに語りかけた。
「長い野球人生でヤクルトスワローズに足を向けて眠れません。ヤクルトのユニホームを着て日本一3回、リーグ優勝4回。これほど名誉なことはありません」と90年から98年の間に残した成績を振り返り、ファンに感謝した。
しかし、一転。前半戦を34勝48敗の最下位でシーズンを折り返した現在のチームに喝。「今後も小川監督、選手に頑張っていただきたい。今は最下位。何をやっているんだ」と語気を強めると後ろで支える小川監督は苦笑い。「今の私の正直な気持ちです。ヤクルトに頑張ってもらいたい。そんなさみしいことはありません。1日も早く最下位を脱出して優勝戦線に加わってください。影ながら応援しています」と巻き返しを期待していた。(Full-Count編集部)