観光客に大人気!江戸時代を体感できる「大阪くらしの今昔館」の見どころ
着物を着ながら、再現された江戸時代の大阪の町並みを体験できる『大阪くらしの今昔館』。
2001年4月に開館し、いろんな体験ができると外国人観光客を中心にSNSで話題になり、現在人気を集めている施設です。2019年5月20日に累計来場者数が500万人に達しました!
そんな大阪くらしの今昔館にあるオススメのスポットや体験をご紹介します。
出典: icoico
「住まいの歴史と文化」がテーマの日本で初めての專門ミュージアム
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この施設は大阪市立住まい情報センタービル8階から10階にあり、大阪メトロ「天神橋筋六丁目駅」3番出口と地下でつながっているので、アクセスも良好。
ビルに入りエレベーターで8階にいくと入り口があります。
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入り口には写真のように館内でのルールがアイコンで表示されています。日本語がわからなくても、一見でルールがわかるのが嬉しいですね。
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受付には、日本語の他に、英語、中国語の繁体字と簡体字、韓国語のパンフレットがあります。音声ガイドの貸し出しサービスもあります。こちらも英語、中国語、韓国語があり、100円で借りることができます。
当時の大阪人の遊び心が再現され、各時代の大阪が体感できる
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中に入ると長いエスカレーターがあり、8階から一気に10階に向かいます。10階は9階の“なにわ町家の歳時記”を上から一望できます。こちらは、1830年代、江戸時代の大阪の町をイメージしています。この街並みをまず上から見ることにより、テンションがあがります。
9階に降りると、先ほど上から眺めた町の中を歩くことができます。この町は伝統的工法で精巧に復元されています。
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8階に降りると近代の大阪。9階が江戸時代だったのに対し、こちらは明治以降の大阪が紹介されています。大正後期から昭和初期のジオラマもあります。
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秀逸なのは「住まい劇場」。空堀商店街で生まれ育った悦子の戦後、廃車になった木炭バスを利用した市営住宅に住み、その後ニュータウンに住むという物語が人形と町並みを再現した模型と八千草薫さんのナレーションで楽しめます。その他にもいろいろな模型や、昔懐かしい家電なども展示されています。
8階はFree Wi-Fiと4ヶ国語対応のサイトがありますので、ご自身のスマートフォンやタブレットを片手にまわることができます。
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大阪のまちはとても忠実に再現されています。時期は夏の天神祭りの頃、大通りには高張り提灯が並び、各町家には家紋を染め抜いた幔幕(まんまく)が掛けられます。各お店の軒先には、取り扱う商品を使って、人目を驚かす造り物を飾っています。大阪人の遊び心が感じられます。
こちらは、仏具屋さんは木魚でつくった「布袋さん」。他にも嫁入り道具でつくられた獅子舞などが展示されています。
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本館のすごさは、この「つくりもの」をはじめ、まち全体が当時の資料をもとにできるだけ忠実に再現している点です。瓦もできるだけ当時のものを使い、家も釘を使わず、当時と同じ工法で組み立てています。
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裏路地の木の色が変色している部分がありますが、ここは建物の中なので雨は降りません。忠実に表現しているのです。
9階の「なにわ町家の歳時記」ですが、忠実に当時を再現した本気度が非常に高く、外国人観光客にフォトジェニックな場所として人気があると感じました。
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またできるだけ当時の姿を再現するために看板などはできるだけ置かないのですが、靴を脱いで建物に入らない文化圏の方も多くお越しになるので、靴を脱いでくださいという看板はあちこちにありました。
200年前の大阪の町を着物で歩こう
続いて、大阪くらしの今昔館内で体験できるイベントを紹介していきます。
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特に人気があるのは、9階の「なにわ町家の歳時記」のフロアで、1830年代の大阪の町並みを歩くだけでも楽しいですが、30分500円で着物を着てこのまちを歩くのが大人気とのこと。
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館内では多くの方が、着物に着替えて、思い思いの場所で写真を撮っていました。
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着物体験は、1日300人限定のサービスですが、どの時間帯も大人気。予約状況はモニターで確認することができます。
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着物は、今着ている服の上に羽織るスタイル。足袋を履き、着物を着ると係の人が帯を巻いてくれます。
300円で本格的な抹茶体験ができる!
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町家で開催されるお茶会も体験できます。参加料は300円。写真をみると「大寄せ」の茶会スタイルです。
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前の組の茶会の様子です。正直、この「大寄せ」がなんと300円という値段で体験できるんです!
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茶会はお菓子とお茶をいただけます。スタッフは大阪市役所茶道部の方がボランティアにより、お茶代とお菓子代で楽しめるのです。
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気になる作法ですが、お茶会を体験していただくことが目的なので、参加する人がお茶の心得がなくても大丈夫です。
正座でなくても参加可能です。もちろん扇子や懐紙なども不要です。お茶会は作法にのっとり、茶碗や茶器、掛け軸や生け花の説明もあります。
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お茶会は作法も大事ですが、もう一つの茶の心「おもてなしの心」も大切です。四季変化を楽しむことができます。今回の茶碗は「桜」が、お菓子は「あやめ」でした。
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このように本格的な茶会に300円で参加できますので、お茶会を体験したい方は公式サイトで開催日を確認のうえ、当日12時から販売されるお茶券を購入してください。13時〜15時までの間、先着順50名の方が参加できます。
【施設情報】
大阪くらしの今昔館
●LOCATION
大阪市北区天神橋6丁目4-20 大阪市立住まい情報センタービル8〜10階
●入場料
一般600円
●開館時間
10:00〜17:00(入場は16:30まで)
●定休日
火曜日
文・写真/平井裕三 編/icoico編集部
※本記事に掲載している情報は公開時点のものになります。
※本記事は過去に掲載した記事を再編集してまとめたものになります。