ロシアの「プロトン」ロケットが、5月30日に打ち上げられました。ロケットには通信衛星「Yamal-601」が搭載されていました。


バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたプロトンは、今年に入って初めての打ち上げとなりました。ロケット上段には「Breeze-M」が設置され、Yamal-601を軌道に投入します。


Yamal-601は約5トンの通信衛星で、フランスのタレス・アレーニア・スペースが製造。18基のCバンドトランスポンダー、19機のKuバンドトランスポンダー、26基のKaバンドトランスポンダーを搭載しています。


また、Yamal-601は、同じく通信衛星の「Yamal-202」を置き換えます。そして東経49度にて、ヨーロッパや中東、北アフリカ、一部アジアにてインターネットや放送サービスを提供するのです。


Image: Roscosmos
■Russian Proton Rocket Launches Powerful Yamal-601 Satellite Into Orbit
https://www.space.com/russian-proton-rocket-launches-yamal-601-satellite.html
文/塚本直樹