【前園真聖コラム】第247回「コパアメリカのメンバーに課せられる重い責任」
23日にキリンチャレンジカップに臨む日本代表が、24日にはコパアメリカに挑む日本代表が発表されました。本来はキリンチャレンジカップのメンバーでコパアメリカに行きたかったのでしょうが、日程やレギュレーションの関係で仕方がないと思います。
もっともそのおかげで、来年の東京五輪を目指すメンバーがコパアメリカに出場することになりました。僕はこの大会が次の日本代表チームの新世代のスタートだと思っています。
たぶんコパアメリカは厳しい戦いになるでしょう。惨敗する可能性があります。ブラジルやアルゼンチンのメンバーを見ると理由がわかると思います。ベストメンバーで臨みタイトルを狙っているのです。そんな大会に行くのですから、ボロボロになっても仕方がありません。
日本の多くの選手がこの大会で世界基準を知ることになると思います。そしてその中で世界に出て行ける選手は誰なのかがハッキリしてくるでしょう。そもそも、本当はもっと多くの選手がすでに海外に出ていないと日本は強くなりません。
中田英寿がペルージャに行ったのが21歳。香川真司がドルトムント入りしたのも21歳。そして2人はすぐに主力になりました。ところが今の五輪代表候補の中で、ヨーロッパで常時試合に出て活躍しているのは堂安律と冨安健洋だけ。しかも海外で活躍する日本人選手そのものが減少しています。
ですからこのコパアメリカで自分の殻を破り、世界に羽ばたいていく選手に出てほしいと思います。コパアメリカ、来年の東京五輪、2022年カタールワールドカップという階段をしっかり登る選手が、せめて代表チームの半分ぐらいを占めるようにならなければ日本は停滞します。これまで2大会、3大会連続で出場してきた選手はいなくなるのです。
今回は厳しいことを書きましたが、それだけ今回選ばれた選手の責任は重いということです。ぜひこのプレッシャーに打ち勝って、日本の未来を切り開いていってほしいと思います。
もっともそのおかげで、来年の東京五輪を目指すメンバーがコパアメリカに出場することになりました。僕はこの大会が次の日本代表チームの新世代のスタートだと思っています。
日本の多くの選手がこの大会で世界基準を知ることになると思います。そしてその中で世界に出て行ける選手は誰なのかがハッキリしてくるでしょう。そもそも、本当はもっと多くの選手がすでに海外に出ていないと日本は強くなりません。
中田英寿がペルージャに行ったのが21歳。香川真司がドルトムント入りしたのも21歳。そして2人はすぐに主力になりました。ところが今の五輪代表候補の中で、ヨーロッパで常時試合に出て活躍しているのは堂安律と冨安健洋だけ。しかも海外で活躍する日本人選手そのものが減少しています。
ですからこのコパアメリカで自分の殻を破り、世界に羽ばたいていく選手に出てほしいと思います。コパアメリカ、来年の東京五輪、2022年カタールワールドカップという階段をしっかり登る選手が、せめて代表チームの半分ぐらいを占めるようにならなければ日本は停滞します。これまで2大会、3大会連続で出場してきた選手はいなくなるのです。
今回は厳しいことを書きましたが、それだけ今回選ばれた選手の責任は重いということです。ぜひこのプレッシャーに打ち勝って、日本の未来を切り開いていってほしいと思います。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。