42カ国「クラブ平均観客数ランキング」 浦和が世界48位、日本で唯一“トップ50”入り
過去5年間の平均観客動員数をクラブごとに調査、1位は香川も活躍したドルトムント
スイスのサッカー専門調査機関「CIES Football Observatory」は、全世界のサッカーリーグを対象にした観客動員数に関するレポートを公開した。
42カ国の51リーグにわたって行われた調査のクラブ別平均観客動員数ランキングで、J1浦和レッズが日本勢として唯一トップ50入りを果たした。
「CIES」が行なった調査は、2013年から18年まで過去5年間を対象期間としている。42カ国をディビジョンごとに分けて調査し、過去5年間の平均観客動員数をクラブごとに算出しランキング化している。
今回1位となったのは、日本代表MF香川真司が活躍したことでも有名なブンデスリーガのドルトムントだった。1試合あたりの平均観客動員数は8万230人で、唯一の8万人オーバーを記録したクラブとなった。ホームスタジアムであるジグナル・イドゥナ・パルクの最大収容人数は8万1359人で、毎回98.6%の席が埋まる驚異の収容率を誇っている。
実のところ、この調査期間中の2015年の改修で692席を増加している。それ以前の収容人数で計算すれば、99.5%の席が埋まっている状況となる。いずれにしても、毎試合が満員御礼となる熱狂的なファンを持つクラブと言える。
2位ユナイテッド、3位バルセロナ 上位に食い込んだ世界のクラブは?
2位は、世界で最もファンの多いと言われるプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドだった。平均観客動員数は7万5218人となっている。3位は僅差の7万4876人で、リーガ・エスパニョーラのバルセロナが入っている。続く4位には、7万3781人を記録したブンデスリーガのバイエルンがランクインした。そして5位は、6万9822人でスペインのレアル・マドリードとなっている。
同調査ではリーグ毎の平均観客動員数もランキング化しているが、ブンデスリーガは平均観客動員数を4万3302人として動員力でずば抜けている。そのことからも明らかなように、上位はブンデスリーガのクラブで占められている。6位に6万1328人でシャルケ、8位に5万2349人でハンブルガーSV、9位に5万2012人でシュツットガルトと、トップ10の半数がドイツのクラブとなっている。
日本のクラブでは、浦和が平均観客動員数を3万6468人として48位に入った。今回発表された52位までのランキングの中で、Jリーグからランクインした唯一のクラブとなった。(Football ZONE web編集部)