【平成最後】ブームを巻き起こした平成スイーツで振り返る30年間

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平成も残すところ3ヵ月を切りました。みなさんにとって平成はどんな時代でしたか?平成といえばやはりスイーツ。平成は様々なスイーツブームが巻き起こりました。今回は平成に大流行したスイーツと一緒に、年ごとのできごとを振り返ってみようと思います。

思い返せば平成はスイーツ戦国時代でした


もうすぐ平成が終わりますね。
平成元年生まれの私としてはなんだかとっても寂しい気もしますが、せっかくなのでおうちごはんでも平成を振り返ってみようかな!

平成といえばやはり「スイーツ」。
海外の人気店上陸やコンビニスイーツまで、平成は数々のスイーツブームが襲来した時代でもありました。
今回は平成にブームを巻き起こしたスイーツとともに、平成を振り返っていきたいと思います。


平成を彩ったスイーツたち


平成2年(1990年)「ティラミス」

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昭和61年人気ファミレス店「デニーズ」が日本で初めてティラミスを商品化しました。
しかしその当時はまだマスカルポーネチーズを入手することができなかったため、厳密にはコーヒー風味のスポンジケーキだったそうです。

その後、昭和63年に不二製油からチーズ風味素材「マスカポーネ」が発売されると、当時のイタ飯ブームも相まってティラミスは爆発的に大ヒット。
「ティラミスを食べなきゃ時代に遅れる」という空気が世の中に広がっていたんだとか。


平成最後の年に53歳という若さでこの世を去ったさくらももこさんの代表作『ちびまる子ちゃん』のアニメが放送開始されたのは平成2年のこと。
主題歌の「おどるポンポコリン」はCD売上130万枚を超える大ヒットで、この年の日本レコード大賞を受賞しました。
2020年に廃止される大学入試センター試験の第1回目が実施されるなど、平成の始まりを感じさせる年でもありました。


平成5年(1993年)「ナタデココ」

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「ティラミス」を生み出したデニーズが、新たに商品化に踏み切ったのが「ナタデココ」でした(平成4年)。
平成5年に放映されたフジッコの印象的なCMを覚えているという方も多いのではないでしょうか?



これ以降、ゼリーやヨーグルト、缶ジュースなど、ナタデココが入っている商品がたくさん発売され、現在もなお広い世代に愛されています。


平成5年といえばやはり、同年10月28日に行われたサッカーのワールドカップ米国大会アジア地区最終予選イラク戦で、ロスタイムの失点でワールドカップ出場を逃すという「ドーハの悲劇」ですよね。
これはサッカーファンでなくとも一度は聞いたことのある話ではないでしょうか?
福岡ドームの完成、横浜ランドマークワターの開業、レインボーブリッジ開通など、数々のランドマークができました。


平成9年(1997年)「ベルギーワッフル」

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昭和61年、梅田にベルギーワッフル専門店の元祖「Manneken(マネケン)」がオープンしました。
そして平成9年に渋谷東口店をオープンをし、日本でのベルギーワッフルブームの火つけ役としてその名を広めました。

最近では家庭用ワッフルメーカーが増え、おうちでワッフルを楽しむご家庭も増えてきましたよね。
我が家にもワッフルメーカーがあるのですが、それでもマネケンを見かけるとついついレジに並んでしまいます(笑)。


平成元年に始まった消費税がこの年、3%から5%に引き上げされました。
大阪ドームやナゴヤドームが完成し、東京湾アクアラインが開通したのも平成9年。
若い女性たちの間では「ババシャツ」が大流行。当時めざましテレビで紹介していたのが懐かしい……。

また、平成を代表する歌姫、安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」が220万枚もの売り上げを記録、ジブリ映画『もののけ姫』の公開など、エンターテイメント業界も大賑わいでした。


平成11年(1999年)「エッグタルト」

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エッグタルトの発祥はポルトガルですが、その後マカオや香港、台湾などアジア圏にも広がり、平成11年マカオの人気店「アンドリュー」が日本に上陸したのをきかっけに、各地で専門店がオープンしました。
最近ではファーストフード店のデザートメニューやデリバリーピザのメニューにも入るほど浸透してきていますよね。


1年くらい前から若い子の間で流行っている「タトゥーチョーカー(テグスで編んだチョーカー)」は実は平成11年にも大流行しており、安室ちゃんも着けていたんですよ。
アラサー世代のみなさんはきっとサン宝石とかで買っていたはず(笑)。

また、この時代の誕生日プレゼントと言えば「キックボード」か「ファービー」でした。
乙武洋匡さんの著書『五体不満足』や『本当は恐ろしいグリム童話…』がヒットした年でもありました。


平成16年(2004年)「マカロン」

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フランスを代表するスイーツ「マカロン」の大ブームはまだ記憶に新しいですよね。
「ピエール・エルメ」「サダハル・アオキ」などの出店により一気に大ブレイク、その後はカフェやケーキ屋などでも取り扱われるようになりました。

ちなみに、「マカロン=マリー・アントワネット」のイメージを強く広めることとなった映画『マリー・アントワネット』は2年後の平成18年(2006年)公開です。
食べ物とは思えないほどかわいらしい見た目は、雑貨などのモチーフとしても人気 でした。


第130回芥川賞、綿矢りささんの『蹴りたい背中』 金原ひとみさんの『蛇にピアス』が話題になりました。
また、営団地下鉄が民営化され、「東京メトロ」になったのも平成16年です。
プロ野球再編問題が起き「東北楽天ゴールデンイーグルス」や「福岡ソフトバンクホークス」が誕生しました。
この年に開催されたアテネオリンピックでの北島康介の「チョー気持ちいい」は流行語にもなりました。


平成21年(2009年)「ロールケーキ」

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「ロールケーキってもっと昔からあるよね?!」と思った方も多いかと思います。
それもそのはず、平成10年(1998年)にKIHACHIグループが総力を挙げて、それまで菓子パンとしてのイメージが強かったロールケーキのイメージを一新させ、スイーツというジャンルに飛び込ませたのです。

そして平成21年、生クリームを真ん中にひと巻きにした「堂島ロール」が大ヒット。
前年から販売されていたローソンの「プレミアムロールケーキ」と合わせてブームが拡大しました。


6月25日、マイケル・ジャクソンが急死。それ受けて、7月から公演を予定していたロンドン公演のリハーサル映像を基に制作された『THIS IS IT』は日本でも大ヒットしました。
前年に公開された『おくりびと』が第81回米国アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したのも平成21年ですね。
そしてこの年、第2回WBC決勝戦でイチローが見せた「奇跡の一打」は未だ伝説として語り継がれています。



平成25年(2013年)「フレーバーポップコーン」

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平成20年を過ぎたくらいの頃から、お取り寄せスイーツやコンビニスイーツの競争が激化。
そんな中、今や最新スイーツトレンドと言えば外せない原宿原宿表参道エリアに「ギャレット ポップコーン」「ククルザポップコーン」などのフレーバー付きポップコーンの専門店が出店し始めます。
連日大行列で話題となりました。


平成25年の一大ニュ−スと言えばやはり宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が、米国アカデミー賞の長編アニメーション部門を受賞したことではないでしょうか。
また、北野武監督、主演の『座頭市』もこの年に第60回ベネチア国際映画祭で監督賞を受賞した映画史に残る年です。
その他、六本木ヒルズのオープンやお台場の大江戸温泉物語がオープンしたのもこの年です。


平成27年(2015年)「かき氷」

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平成27年以前より、天然氷などを使ったふわふわのかき氷などが流行っていましたが、台湾から「アイスモンスター」が上陸してからブームが加速。
「マツコの知らない世界」など、テレビ番組などでも特集が組まれるほど話題となりました。
従来の氷を砕いたような質感のかき氷ではなく、氷を薄くスライスしたかき氷が人気で、おうちでもお店のようなかき氷が楽しめるかき氷器も多数販売されました。


東京オリンピックのエンブレム問題が話題となった平成27年。
お笑いタレントの又吉直樹さんの『火花』が第153回芥川龍之介賞受賞したり、ラグビーW杯で日本代表だった五郎丸選手の「五郎丸ポーズ」も話題となりました。


30年間、いろんなことがありました


バブル崩壊からスタートした平成ですが、振り返ってみると本当に色々なことがありました。
スポーツやエンターテイメントが大きく飛躍した時代でもあったし、インターネットやSNSなどコミュニケーションツールがめまぐるしく変化した時代でもありました。

今回は「スイーツで振り返る平成」をテーマにしてみましたが、何かをきっかけに平成を振り返ってみるもの楽しいかもしれませんね。


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