7日、現埼玉県知事の上田清司県知事のもとへ、映画『翔んで埼玉』主演の二階堂ふみ、埼玉出身キャストのブラザートム、監督の武内英樹が表敬訪問へ赴いた。

会見終了間際、武内監督からの「知事、これは公認といってよろしいのでしょうか…」の質問に、上田知事も「いいんじゃないですか!」と公認を快諾。謝罪ムードから一転、これから行われる全国でのキャンペーンにて映画の魅力と共に、埼玉の魅力を全国に広めることを誓い、会見は終了した。

二階堂ふみ コメント

自分は沖縄県出身ですが、何とか県知事にも公認を頂けたので、全国にこの映画と埼玉の魅力を伝えて来ます!最初の20〜30分は、埼玉の方々が徹底的にディスられているので、少し見るのがつらいところもあるかもしれませんが、最後まで見ていただければ壮大な郷土愛のエンタテインメント作品になっていると思います。埼玉のことを言ってはいますが、埼玉だけでなく、全国の皆さんが思い当たる、感じることのある作品です。是非見ていただきたいです。

ブラザートム(埼玉県育ち)コメント

とにかく、クイーン(注:大ヒット中の「ボヘミアン・ラプソディー」)に勝ってキングになるのはこの作品しかない!埼玉の人は、是非東京で見て、東京の人が一体どこでどう笑うのかを感じてほしい。東京の人は、埼玉で見て空気を感じながら見てもらいたい。

武内英樹監督 コメント

(会見冒頭に)まずは、このような映画を作って申しわけありません。ですが、決して埼玉をディスることがテーマなのではなく、江戸川をはさんで、埼玉と千葉、どちらが上かというスペクタクルを描きたかったんです。自分は千葉出身ですが、埼玉とはライバル関係で、いつかその戦いの先を描いてみたいと思っていました。是非見ていただきたいです。

「パタリロ」などで一世を風靡した漫画家・魔夜峰央が1982年に発表した当時に、埼玉県所沢市に住んでいたことから“埼玉”を題材に、「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県民はそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉狩りだー!」など“埼玉県”を徹底的にディスるセリフなどが大きな話題を呼び、後に続く地方ディスマンガの火付け役と言われている。

実写版では、大都会東京から虐げられた埼玉が、自由を求めて徒党を組み戦うという原作の設定に、新たに“千葉”という対抗組織も用意。東京都知事の“息子”であり、白鵬堂学院の生徒会長=エリートとして華々しく学生生活を送る壇ノ浦百美役に二階堂ふみ。二階堂演じる百美が淡い恋心を抱く、容姿端麗でアメリカ帰り、でも実は埼玉県出身の“18歳の転校生”麻実麗役にGACKTが扮するほか、伊勢谷友介、京本政樹、成田凌、間宮祥太朗、島崎遥香、益若つばさ、竹中直人らが共演する。

映画『翔んで埼玉』は2月22日(金)より公開

(C)魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社

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