メルボルン・ビクトリーの本田 photo/Getty Images

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今夏オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに加わったMF本田圭佑の衝撃が止まらない。本田は給与制限を受けないマーキープレイヤー枠でチームに加わっているが、それにふさわしい活躍と言えよう。

1日のウエスタン・シドニー・ワンダラーズ戦でも本田はヘディングから得点を記録しており、今季は6試合で4得点3アシストと見事な成績を残している。この活躍にはAリーグ公式もメロメロで、「過去にこれほど印象的なスタートを切ったマーキープレイヤーを思い出すのは難しい」と絶賛している。

マーキープレイヤーは知名度のあるスター選手に使用されるが、ネームバリューだけが先行して期待していたほどの活躍を見せられないことも少なくない。しかし本田は目に見える結果を出しており、実力が伴っていることを毎試合のように証明している。

Aリーグにはジョニー・ウォーレン・メダルと呼ばれるレギュラーシーズンの最優秀選手賞があるが、同サイトはすでに本田をその候補者として見ている。

「過去のジョニー・ウォーレン・メダル受賞者と比較しても、最初の6試合での成績を見ると本田に異議を唱えるのは難しい。6試合終了時点で4得点3アシストの成績に並ぶのは2016-17シーズンに同賞を受賞したミロス・ニンコビッチだけだ。データを取り始めてからでいうと、本田のチャンスメイク数20回は過去のジョニー・ウォーレン・メダル受賞者の中では最多だ。他にもパス成功率84%、デュエル勝率64%などの数字で過去の受賞者をリードしている。しかも本田は満足しておらず、自身もチームも進歩できると感じている。他クラブにとって恐ろしい存在になるサインだ」

欧州で常にゴール、アシストなど目に見える結果にこだわってきた本田は、Aリーグでもその姿勢を変えていない。肩書ではなく成績でチームを引っ張っており、Aリーグに本田旋風が起きている。