本田圭佑に4番を「取られた」DF、彼の“心遣い”に大感激!そのエピソードとは

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『FTBL』は23日、「メルボルン・ヴィクトリーのDFニック・アンセルは、本田圭佑とのエピソードについて語った」と報じた。

メルボルン・ヴィクトリー下部組織出身のアンセル。昨年ポルトガルのトンデラに移籍したがあまり出番を得られず、今季古巣へと戻ってきた。

彼は加入直後、かつて着けていた4番のユニフォームを与えられる予定だった。しかし本田圭佑が加入したことにより、彼にそれを渡すことになったのだ。

最終的には22番を着用してプレーすることになったアンセル。ところが、その際には本田圭佑との間にこんなやりとりがあったそうで…。

ニック・アンセル

「ケイスケがここに来れば、『彼は4番を欲しがるだろうな…』と思っていたよ。代表チームで着けていたからね。

彼が初めてここに来た日、僕に自己紹介をして『背番号を譲ってくれてありがとう』とお礼を言ってきたんだ。

ジムセッションの時に直接会いに来てね。彼の振る舞いは素晴らしかったよ。

その数日後だ。彼が言ったんだ。『今夜何か予定はあるかい?感謝を伝えるために、ディナーに招待したいんだけど』とね」
「彼は僕とゲオルグ・ニーデマイヤー(今季加入のドイツ人DF)を『Nobu』(松久信幸が世界展開する有名日本食レストラン)に連れて行ってくれた。

シャツを譲ったおかげで、ケイスケに夕食を奢ってもらえたよ。素晴らしかったね。

彼は気前がいいよ。そんなことは期待していなかった。本当に思いやりのある振る舞いだったよ。

まあ、背番号についてはストライカーのほうが悩まされているよね。彼らは皆9か10を欲しがっているから。

背番号は正直に言って大したことじゃないよ。ただ、ちょっとだけ4番に愛着があるだけなんだ。本当に何もこだわっていないんだよ。

今付けている22番も気に入っているんだ。正直にね。しばらくはこのままでいたいよ」

(君はポルトガルでファビオ・コエントラォンやジェレミ・マテューらと対戦したが、本田圭佑はどう?)

「彼は素晴らしいよ。勝つことが大好きな男だ。常に勝利について話しているし、負けたときには全く満足していない。

どんな小さな試合でも、彼はいつも勝とうとしている。それは我々の資産だよ。

皆を駆り立てることができる人物だ。誰かがチームとしての仕事をしていなければ、彼はすぐ率直にそれを伝えるんだ」