圧巻デビューの本田に反響止まず 豪州紙指摘「FIFAは最大の称賛に値すると理解している」
豪州デビューでいきなりゴールをマークし、現地紙も称賛「喜ばしい」
今季、オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーに移籍したMF本田圭佑は、20日のAリーグ開幕戦メルボルン・シティ戦でキャプテンとして先発し、前半28分に新天地デビュー弾を決めた。
4万504人の観衆が詰めかけたなか、ダービーマッチに1-2で敗れたが、現地紙は「FIFAはホンダのメルボルン・Vでのキャリアを歩み始めたことが喜ばしいものであること、ダービーで見せたパフォーマンスが最大の称賛に値することを理解している」と伝えている。
昨季限りでメキシコ1部パチューカを退団し、オーストラリアのメルボルン・ビクトリーを新天地として選んだ本田。リーグ開幕のシティ戦でスタメンに名を連ねた背番号「4」は、黄色いキャプテンマークを巻いて登場した。
0-0のまま迎えた前半28分、右サイドから中央にクロスが送られると、走り込んだ本田が相手二人に挟まれながらもヘディングシュートを放ち、巧みに流し込んで先制ゴールを奪った。
前半40分に同点に追いつかれ、後半25分にはメルボルン・Cの19歳MFライリー・マッグリーに勝ち越し点を許したメルボルン・V。本田もボールに絡んで攻撃を牽引したが、同点弾は生まれず、本拠地で1-2と敗れる結果となった。
悔しい黒星スタートとなったが、オーストラリア紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」によると、4万504人の大観衆は2016年に母国の英雄ティム・ケイヒル(現ジャムシェードプル)がメルボルン・Cデビューを果たした時以来の大台だったという。
記事では、リーグ全体のテレビ視聴率は「苦しんだ」と紹介されているが、それでも本田の活躍はオーストラリアメディアに大きなインパクトを残したようだ。
「FIFAは本田のメルボルン・Vでのキャリアを歩み始めたことが喜ばしいものであること、ダービーで見せたパフォーマンスが最大の称賛に値することを理解している」
デビュー戦ゴールの勢いそのままに、28日の第2節パース・グローリー戦でオーストラリア初勝利といきたいところだ。
(Football ZONE web編集部)