オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーに移籍した本田圭佑は、20日のAリーグ開幕戦でメルボルン・シティを相手にキャプテンとして先発出場し、初戦でいきなりゴールを決めてデビューに華を添えた。

20日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では、かつてシドニーFCで2シーズンにわたりAリーグでプレーした元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ氏にインタビュー。セリエAのミランでもプレーした本田に賛辞を寄せた。

ミラン時代に本田のプレーを「よく見ていた」というデル・ピエロ氏は、「当時のチーム状況はかなり難しいもの」と、ミランを取り巻く環境が厳しい中で、本田が「つねに良いスペースをつくりあげていたし、ゴールも決めていた」と称賛している。

デル・ピエロ氏は「本田はドリブルがうまい。それにシュート力は際立っている」とコメント。さらに「試合全体を見通す力」があると絶賛した。

本田がメルボルンで求められる重要な要素は「試合を組み立てる能力」という。

デル・ピエロ氏は本田が「経験も豊かで、全体を見通す力もあり、チームメートに対しスピード感の指示」もできるとコメント。「自らが率先し、ボールを前に出すこともできる」と賛辞を続けた。

本田の衝撃デビュー弾にもかかわらず、チームは開幕ダービーで逆転負けという結果に終わった。だが、デル・ピエロ氏は、本田と最多リーグ優勝を誇る名門の化学反応に期待しているようだ。