【MLB】大谷翔平の174キロ弾丸二塁打に敵地解説も感嘆「煙が噴き出るような打球」
第2打席に右越え二塁打、第4打席に右前打で今季20度目マルチ
エンゼルス大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地レンジャーズ戦で今季20度目のマルチ安打を記録した。3回の第2打席に右越え二塁打を放つと、7回の第4打席には右前打で3打数2安打1四球。打率を.295まで上げ、チームの勝利に大きく貢献した。
2点リードで迎えた3回2死走者なしの第2打席。ガヤードのスライダーを捉えると、打球は痛烈なライナーで右翼手の頭を越える二塁打となった。打球速度108マイル(約173.9キロ)、飛距離360フィート(約110メートル)の豪快な当たりに、地元ファンは大いに沸いたが、度肝を抜かれたのは敵地テレビ局「FOXスポーツ・サウスウエスト」の実況席も同じだった。
大谷のバットが痛烈な打球を弾き返した瞬間、実況アナのデーブ・レイモンド氏は「強い打球です。ライト方向です。(右翼手)マザラはグラブを頭上に掲げましたが、打球はその上を通過していきました。二塁に滑り込んだ! 二塁打です!」と、その快足ぶりに驚嘆した。
さらに、現役時代はレンジャーズで外野手として活躍した解説のトム・グリーブ氏は「煙が噴き出るような打球でした」と、約174キロという高速打球に唖然。「ノマー(マザラ)が目で追う前に、打球は頭上を超えて行きました。ロケットのようなライナーでした」と感心しきりだった。
敵味方関係なく、そのパフォーマンスで見るものを大いに楽しませることができる大谷。打者としての存在感が増し続けている。(Full-Count編集部)