ソニーがゴーグルなしのVR体験を実現! 渋谷が夏祭りになる「ソニーであそぶ “夏祭り”」のびっくり体験

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VR体験は面白いけど、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やゴーグルを装着するのが面倒。
と思っている人も多いのではないだろうか。

もしゴーグルなしでVR体験できるとしたら、どうだろうか?
ソニーが、そんな夢のVR体験を実現した。

数々のVRコンテンツを体験してきた筆者としては、見逃せないところだ。
早速、体験してきた。


■ハイテク夏祭り!ソニーの面白コンテンツで遊ぼう
目的地は2018年7月12日から8月31日まで実施されている「ソニーであそぶ ”夏祭り”」だ。
場所は、渋谷モディ1階の「ソニースクエア渋谷プロジェクト(Sony Square Shibuya Project)」である。

「ソニーであそぶ “夏祭り”」は、テクノロジーとコンテンツを合わせたスペシャルイベント。
夏休みに先駆けて、渋谷のど真ん中で“夏祭り”を楽しんでもらうことを目的としている。

イベント内容は、
・ドーム型スクリーンを使った映像没入体験(VRコンテンツ)
・デジタル射的や金魚すくい
・PS VR
などの体験だ。

特に注目なのが、デバイスを身に着けずにVRコンテンツが体験できる空間
「Immersive Space Entertainment〜没入型ドーム映像体験〜」だ。




●ゴーブル必要なしでVR体験
「Immersive Space Entertainment〜没入型ドーム映像体験〜」は、デバイスを身に着けずにVRコンテンツ体験没入できるアトラクションだ。

半球のドーム型空間の中に着席すると、目の前に広がる360度の映像の世界に没入体験することができるというものだ。期間中は、3種類のコンテンツが用意される。

取材時には、「フィットネスバイク」を体験することができた。

・異次元空間を散歩できる「フィットネスバイク」(7月12日(木) 〜 7月22日(日))
フィットネスバイクは、バイク(自転車)にまたがってペダルを漕ぐと、その動きが映像に連動するというVRコンテンツ。

自転車を漕いで、異次元空間を散歩している気分を味わうことができる。

VRコンテンツは通常、ヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)を装着する。
しかし本アトラクションは、VRゴーグルを必要としない。

その理由が、「半球形の没入型ドーム」だ。
この「半球形の没入型ドーム」が、VRゴーグルを不要としているのだ。
体験者はサウンドバー(HT-Z9F) を使った音響とともに臨場感のある体験を楽しむことができる。

実際に体験してみると、半球形の没入型ドームが常に視界にあるため、VRゴーグルがなくても気にならない。
体の重心を移動させると、その方向にバイクの向きが変わり、黄色いオブジェクトにぶつかって得点を競う。
難しい操作は一切ない。

ただ映像面での課題もある。
映像がワイヤーフレームに近く、VRゴーグルを装着するコンテンツに比べて、立体感があまり感じられないところだ。







・「A DAY」「KLEIN」(7月23日(月)〜8月31日(金))
「A DAY」はソファーでくつろぎながら、映像内に映し出される東京の名所を巡るコンテンツ。
回転するソファーの動きにあわせて映像が気持ちよく動き、目の前に東京の街並みが広がっているような感覚になる。

「KLEIN」は壮大な宇宙冒険のストーリーを体験できるコンテンツ。
30分に1回のみなので、見逃さないようにしたい。





●aiboがなついてくれる! 「aiboとあそぼ」
「aibo room」というイベントが以前にもあったが、「aiboとあそぼ」は、老若男女に愛されているペットロボット「aibo」と遊べるアトラクションだ。
aiboの鼻にはカメラがついており、時間経過とともに遊んでくれる人の顔を覚える。
つまり、だんだん体験者になついてくれるのだ。これはうれしい体験だ。





●SNSでシェアして楽しめる!お祭り変身フォト
お祭り変身フォトは、自分がお祭りの中に入りこんだような写真が撮れるフォトスポットだ。
モニターの前に立つと、「MITENE」というインタラクティブ・デジタルサイネージのシステムによって、
・花火が背景に入り込む
・自分の顔にお面が合成される
など、ユニークな写真を撮ることができる。

撮影した画像はダウンロードしてプレゼントされるので、SNSでシェアして楽しむことができる。




●時間を逆行することも? 奏でる交差点夏祭り
奏でる交差点夏祭りは、渋谷モディ前の交差点を楽器に変えてしまうアトラクションだ。
試しに和楽器が描かれた部分にタッチしてみると、日本の夏祭りを感じさせる音を奏でてくれた。
このほかにも、
・花火を打ち上げられる
・交差点にいる人や自動車を、時間を逆行させて動かす
といったこともできる、楽しいアトラクションだ。





■提灯や夏祭りの出店が楽しめる店頭イベント
渋谷モディ1F入口にある「店頭プラザイベントスペース」では、aiboが愛くるしく動き回るやぐらを中心に、提灯や夏祭りの出店のような賑やかなコンテンツを楽しむことができる。
こちらの実施は7月22日まで。





●うちわで仰いで涼しさが増す!かざぐるま×MESH
うちわをあおぐ強さで風、音、光を操りながら遊ぶことができるスポットだ。
うちわにはIoT ブロック「MESH(メッシュ)」が装着されているのが仕掛けのポイントだ。
うちわをあおぐと、MESHから信号が送られ、さまざまなアクションが起こる。

・扇風機が動きだす
・風車が一斉に回りだす
・ワイヤレススピーカーから、祭りの太鼓が聞こえ、光が放たれる
といった祭りの雰囲気を楽しめるのだ。








●夏の風物詩がハイテク化!射的&金魚すくい× Xperia Touch
射的&金魚すくい× Xperia Touchでは、ソニー スマートプロジェクター「Xperia Touch」を使って、夏の風物詩である「射的」や「金魚すくい」を楽しめる。

「射的」は動く的を狙うが、的の動きが速くて、なかなか難しい。
スタッフによると、ルービックキューブが2つ並んで出てきたところを狙うのがいいようだ。




「金魚すくい」は子供から大人まで、誰もが楽しめるコンテンツだ。
・金魚がいない場所を指でタッチすると、あみが現れる
・指でタッチしたまま、金魚の下へあみを移動させる
・指をはなす

筆者は53匹の金魚をとることができた。





●怪獣になって倒されてみよう!みんなでゲーム×PS VR
PlayStation VR(PS VR)専用ソフト「THE PLAYROOM VR (Monster Escape)」を体験できるスポット。
VRヘッドセットを装着したプレイヤーは、巨大モンスターとなって港街をどんどん破壊する。
コントローラーを持ったプレイヤーたちはヒーローという設定で、モンスターから逃げたり、モノを投げて戦ったりしながら、熱いバトルを楽しめる。

筆者はモンスターをやらせていただいた。
頭を前後左右に振って、ビルを壊したり、ヒーローを支援するヘリコプターを墜落させたり、普段はできない体験を楽しめた。
お父さんがモンスターになって、お母さんと子供でやっつける。
そんな楽しみ方もできる。







●提灯や夏祭りの世界へ!ソニービジョン渋谷
渋谷モディ壁面には、「ソニービジョン渋谷」という大型街頭ビジョンが設置されている。
「ソニービジョン渋谷」で交差点のライブ映像を流すというものだ。

太鼓や笛のBGMとともに提灯が出現したり、花火が打ち上がったりする。
交差点を行き交う人たちが、幻想的な夏祭りの世界にいる様子を楽しむことができる。




渋谷のど真ん中に突如と現れた「ソニーであそぶ “夏祭り”」は、VRコンテンツをはじめ、最新テクノロジーを駆使した様々な体験ができるアトラクションだ。

ひとりでも、家族でも楽しめるコンテンツが盛りだくさんだ。
渋谷に出かけた際は、寄ってみては如何だろうか。


ITライフハック 関口哲司