【MLB】大谷翔平が復帰2戦目で快足披露 スピードスターに球団OB大喜び「うれしいよ」
2回に左翼線二塁打で一塁から一気に先制ホーム
エンゼルスの大谷翔平投手は、4日(日本時間5日)の敵地マリナーズ戦で復帰後初安打を含む2安打の活躍で7-4でチームの勝利に貢献した。この日は強打のみならず圧巻のスピードで2得点を稼いだ23歳に、エンゼルスOBも「オオタニのストライドを見ることができてうれしい」と感激した。
マルチ安打で打者としての復活を飾った大谷は、俊足でも魅せた。2回2死走者なしの場面でマリナーズ先発右腕リークを相手にフルカウントからファウルで粘った末、9球目に打撃妨害で出塁した。すると、続くバルブエナが左翼線に二塁打を運ぶと、一塁から圧巻のスピードで一気に本塁へ。地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」の実況は「これでオオタニはホームに生還できそうです。相当余裕でしょう。三塁を回った。エンゼルスが1-0とリードしました」と、スピードスターが先制ホームを踏む様子を伝えた。
これには、解説者でメジャー通算132勝を誇るエンゼルスOBマイク・グビザー元投手も大喜び。「オオタニのストライドを見ることができてうれしいよ」と、1か月ぶりに目の当たりにした大谷の規格外のスピードを称えた。
一方、MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」の担当記者、デビッド・アルダー記者はツイッターで、2回のこの打席について「歴史的瞬間 ショウヘイ・オオタニがキャッチャーによる初守備妨害」と報告。さらに、9回の第5打席で二ゴロに倒れた場面で見せた規格外のスピードに着目。一塁まで秒速29.2フィート(約8.9メートル)というスピードを叩き出したと伝えた。MLBの平均記録が秒速27フィート(約8.2メートル)であることも追記し、大谷のスピードがメジャーでも屈指であることを強調した。
バットのみならず、スピードでも復活をアピールした大谷。ア・リーグ西地区のライバル、マリナーズの8連勝を食い止めたエンゼルスにとって、逆襲の切り札となりそうだ。(Full-Count編集部)