PK戦やり直し、名古屋が制して天皇杯3回戦へ…奈良クラブは無念の敗退

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 天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会2回戦のPK戦やり直しが28日に行われ、名古屋グランパスと奈良クラブが対戦。ABBA方式で行われたPK戦の結果、名古屋が7−6で制し、3回戦進出を決めた。

 PK戦やり直しは28日18時より、パロマ瑞穂スタジアムにて実施された。ともに2人目が失敗し、5本ずつを終えて4−4。サドンデスに突入すると、奈良の8人目が失敗し、名古屋が成功した。スコアは7−6で、名古屋が2回戦突破を果たした。

 名古屋と奈良は今月6日、天皇杯2回戦に臨んだ。120分を終えて1−1と決着がつかず、PK戦に突入。奈良が2−4で迎えた4人目、金久保彩のキックはネットを揺らしたが、主審がキックフェイントと判断して蹴り直しを命じた。再度のシュートもゴールネットを揺らして3−4となると、名古屋の5人目が失敗して同点に。最終スコアは5−4で、奈良が3回戦進出を決めた。

 しかし11日、日本サッカー協会(JFA)が「次ラウンド進出チームの決定に直接影響を及ぼす、担当審判員による明らかな競技規則の適用ミス」があったと発表。臨時の天皇杯実施委員会を開催して協議を行った結果、1人目からPK戦をやり直すことが決まっていた。

 PK戦やり直しを制した名古屋は3回戦に進出。7月11日にサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
名古屋グランパス 1−1 奈良クラブ(6月6日)

【得点者】
1−0 45+4分 ガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
1−1 75分 金久保彩(奈良クラブ)

【PK戦やり直しスコア】
名古屋グランパス 7−6 奈良クラブ(6月28日)

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