【MLB】大谷二刀流起用でも手腕発揮 ソーシア監督の契約延長推す声「契約に値する」
エンゼルスで長期政権のソーシア監督、注目の去就は
エンゼルスを指揮する名将マイク・ソーシア監督。2000年から続く長期政権ではワールドシリーズ制覇も成し遂げ、今季は大谷翔平の二刀流起用にも熱視線が注がれている。そんな指揮官は今季限りで契約満了を迎えるため、去就が注目され始めている。
その中、米経済紙「フォーブス」電子版が「ロサンゼルス・エンゼルスの監督マイク・ソーシアは新たな契約を結ぶに値する」との見出しで特集。名物コラムニストとして知られるバリー・ブルーム記者が新たな契約のススメを説いた。
同記者はソーシア監督が今季限りで10年5000万ドル(約55億円)の契約を終えることについて言及しつつ、その手腕を評価。「エンゼルスのオーナーであるアート・モレノがソーシアと再契約を結ばないとなると、悪い判断となり得る。遥かに悪く、だ」とレポートしている。
記事ではソーシア監督が「今の仕事を未だに楽しんている。最後までやり切りたいね」と語っていることも紹介。ブルーム記者は、エンゼルスが球界最高の一人であるマイク・トラウトや名手アルバート・プホルス、二刀流で輝きを放つ大谷翔平を擁していることにも触れ、同監督が「才能で溢れるチーム」の指揮に魅力を感じている様子を伝えている。一方で同記者は現在のエンゼルスに必要なのは「抑え投手だけ」とし、プレーオフに手が届く可能性も指摘している。
ソーシア監督の手腕は周囲も高く評価しており、以前、ダイヤモンドバックスでGMを務めていたデーブ・スチュワート氏も「ソーシアが率いる球団はどんな球団だろうが、プレーオフ進出の可能性がある。それぐらいの手腕の持ち主だ。彼は偉大な監督だ。独特な手法で、様々な才能を開花させてきた実績がある。大谷にとって間違いなく偉大な師匠になる。そこに疑いの余地はない」と語っていた。
大谷の二刀流起用も慎重に慎重を重ねて進めている指揮官。今年60歳を迎える名将は来季以降もエンゼルスを指揮するのか。その去就が気になるところだ。(Full-Count編集部)