レスターのFW岡崎慎司【写真:Getty Images】

写真拡大

岡崎にとっては、ハリル監督の解任がW杯出場の後押しに!?

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が解任され、新監督には西野朗氏の就任が決定。ワールドカップ(W杯)ロシア大会を目前にしてのドタバタ監督交代劇は、日本のみならず世界からも注目を集めている。FW岡崎慎司が所属する英1部レスターの地元紙はハリル監督の解任が、岡崎のW杯出場に追い風になると伝えている。

 英紙「レスター・マーキュリー」は「シンジ・オカザキのW杯出場の希望に大きな後押し」と題し特集を組んだ。

 2010年、14年のW杯に出場。レスターではプレミアリーグ制覇にも貢献するなど、実績十分な岡崎。しかし昨年11月のフランス遠征、そして先月のベルギー遠征と日本代表のユニホームからはしばらく遠ざかっている。

「オカザキに対してゴール欠乏症とレスターでの役割に不満を呈していた監督が、クビを切られることになった。これにより、オカザキのW杯出場のチャンスは飛躍的に高まることになった」

前指揮官は岡崎のプレースタイルを評価しておらず、代表から遠ざかっていた

 記事ではこう説明。ハリルホジッチ前監督からは高く評価されていなかった岡崎が、新監督に変わったことでロシア行きに前進するだろうと分析している。

「代表戦111試合50ゴールと日本で歴代3位となる記録を打ち立てているにもかかわらず、ハリルホジッチは彼を2度に渡りチームから外していた」

「ハリルホジッチはオカザキに対して、充分なゴールを挙げていない上に、チームで起用される理由でもある”引っ込み思案なストライカー”としての役割について非難していた。しかし、そんな彼がW杯まで残り2ヶ月というタイミングで解任されたのだ」

 日本歴代3位の50ゴールという実績を残しながらも、前監督はレスターではゴールという結果を出していないこと。さらにFWでありながら守備にも奔走する献身的なプレースタイルについても、評価していなかったと説明している。

 指揮官の電撃交代で、招集される選手も変わってくることが予想される。岡崎がロシアの地を踏めるのか、海外も注目している。(THE ANSWER編集部)