この試合の初打席で圧巻の3試合連続本塁打を放った大谷翔平【写真:Getty Images】

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「8番・DH」でスタメン出場、3試合連続で本塁打&2打点以上の活躍

 3試合連続本塁打を放つなどチームの逆転勝利に大きく貢献したエンゼルス大谷翔平。6日(日本時間7日)、本拠地アスレチックス戦で「8番・DH」でスタメン出場すると6点ビハインドの2回に反撃ののろしとなるソロ弾を放つなど、4打数1安打1四球1三振2打点の活躍を見せた。チームは最大6点差を逆転し、13-9で3連勝。試合後、マイク・ソーシア監督は「0-6だったが、ショウヘイのホームランから反撃となった」と火付け役となった二刀流右腕の打撃を称賛した。

 大谷はこの日、0-6の2回2死走者なしの場面で第1打席を迎えると、相手先発ゴセットの94マイル(約151キロ)のツーシームを捉え、センターへ3戦連発となる137メートルのソロ弾を放った。これがチーム初安打となり、劣勢ムードを変えることになった。

 エンゼルス打線はその後、4回に4点、5回に2点、7回に5点、8回に1点と得点を重ねて逆転勝利。大谷は5回1死満塁の第3打席で右腕ヘンドリクスに対してストレートの押し出し四球を選んでおり、この日2打点目を挙げた。

 指揮官は試合後、「ショウヘイのホームランから反撃となった」と振り返り、3戦連発でチームに流れを引き寄せた打撃を称賛。一方、大谷は8日(同9日)のアスレチックス戦で自身2試合の先発マウンドに上がる予定のため、指揮官は「リカバリーの時間を取る必要もある」とし、7日(同8日)の同試合ではスタメン起用しない方針を改めて示した。

また今後、大谷を他の打順に組み換えていくかとの問いには「もちろん様々なことを検討しなければいけないが、まだ1週目だし、適応している最中だ。(今の打順は)しっかり機能している。現時点で重要なのは打線の厚みであり、ショウヘイやマルドナド、バルブエナが(下位)で振れている。今後より効果的にするために打順を動かすこともあるかもしれないが、現時点ではいい形だと思う。」とし、現状のオーダーで様子を見ていく考えを示していた。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)