ポドルスキが柏レイソル戦で、渾身のバイシクルシュートを見せた【写真:Getty Images】

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柏戦の試合終了間際、胸トラップからボレーを放って柏ゴールを脅かす

 J1ヴィッセル神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、Jリーグ2年目の今季にクラブ史上二人目の外国籍選手のキャプテンに就任し、チームを牽引している。

 Jリーグ公式YouTubeチャンネルは、リーグ第5節の柏レイソル戦で見せた渾身のバイシクルシュートをピックアップ動画として公開。ワールドクラスのプレーに、ファンから「世界を見た気がした」「日本人にはできない」と驚きの声が上がっている。

 神戸は3月30日の柏戦(1-2)、後半23分に柏FW伊東純也のドリブル突破からのミドルシュートにゴールをこじ開けられ、先制点を許してしまう。しかし、その6分後、CKからFW田中順也が技ありヘッドでネットを揺らして同点。後半41分に再び伊東にゴールを奪われ、敗戦濃厚となった後半アディショナルタイムだった。

 味方がヘディングでつないだボールをペナルティーエリア内で胸トラップしたポドルスキは、すかさず体を捻りながら左足を振り上げてボールをジャストミート。柏DF中谷進之介は流れるような動きに寄せが遅れてしまった。枠内左上に飛んだシュートは日本代表GK中村航輔の鋭いセーブに遭ってゴールとはならなかったが、ドイツ代表として通算49得点を記録した実力を誇示する一撃に会場は大きく沸いた。

 Jリーグ公式YouTubeが「ポドルスキが試合終了間際に同点ゴール狙い渾身のバイシクルシュート!」と動画を配信すると、コメント欄には「一瞬世界を見た気がした」「枠に飛ばせるのが凄い」「さすが!日本人にはできない」「イブラヒモビッチみたい」と称賛が寄せられた。

 試合には敗れてしまったが、3月7日のルヴァンカップ第1節V・ファーレン長崎戦では約25メートルの直接FKを決めるなど2得点と活躍。同18日のリーグ第4節セレッソ大阪戦でも今季リーグ戦初ゴールで2-1の勝利に貢献しており、主将としてチームを力強く牽引している。


(Football ZONE web編集部)