エンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

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米ファンを驚愕させた1球…7秒の動画が大反響「ボールが意志を持っているよう」

 米大リーグのエンゼルス大谷翔平投手が1日(日本時間2日)、敵地アスレチックス戦に先発。6回3安打3失点の好投でメジャー初登板初勝利を挙げた。打者で出場し、安打を放った開幕戦に続き、全米を驚かせた二刀流がとりわけ脚光を浴びたのは、絶品のスプリットだ。あまりに大きい落差で空振り三振に斬った瞬間をMLB公式インスタグラムが公開すると、再生回数は50万回を突破。米ファンから「ボールが意志を持っているよう」「あまりに脅威的なピッチング」などと驚愕が広がっている。

 大谷が1球の変化球で全米を驚かせた。MLB公式インスタグラムは「世界が見ていた。オオタニは、落胆させはしなかった」と題し、1本の動画を公開した。

 3番の左打者オルソンを迎えた場面だ。大谷は思い切って腕を振って投じた。ストレートと同じ軌道でストライクゾーンへ。これをオルソンが捉えにかかった。しかし、バットを出した瞬間、白球は急激に変化した。ストンと落ちるように低めのボールゾーンへ。あまりの落差に打者も対応しきれない。バットはむなしく空を切った。

 実況もうなるような声を上げ、敵地から喝采が沸き起こった。しかし、3アウト目を取った背番号17は表情を変えず、悠然と歩いてベンチに向かった。メジャーデビューしたこの日、最速100マイル(約160キロ)の直球が話題を呼んだが、スライダーを含め、三振を取れる質の高い変化球を持っていることが大谷の武器でもある。

米ファン驚愕「オオタニは未来の史上最高になりえる」

 一連の模様を収めた7秒の動画は、試合終了からほどなくして公開すると、瞬く間に反響を呼んだ。再生回数は24時間足らずで50万回を突破。コメント欄には米ファンから大興奮の声が続々と上がっている。

「ボールがまるで意志を持っているようだ」
「MLBのモンスターと化せ」
「壮大なポテンシャルを示した」
「日本人離れした体格は、MLB仕様だ」
「オオタニは未来の史上最高になりえる」
「あまりに脅威的なピッチング」

 このようにコメントが殺到し、名刺代わりの1球に驚きを隠せない様子だった。

 オープン戦は苦戦を強いられながら、シーズン初戦で本領を発揮。米メディアからも手のひら返しで称賛を浴びた。しかし、日本が誇る二刀流の実力は、まだまだこんなものじゃない。スプリットという一つの武器を携えながらマウンドで、そして、打席で真価を発揮していく。(THE ANSWER編集部)