カーリング女子準決勝は韓国が延長戦の末に日本に勝利【写真:Getty Images】

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史上初の決勝進出、韓国メディアも快挙を速報「冷徹+無表情“メガネ先輩”の涙」

 平昌五輪は23日、カーリング女子準決勝で日本は韓国に延長戦の末に7-8で惜敗。「テーハミング!(大韓民国)」コールが起こるアウェーの日韓戦で奮闘したが決勝進出ならず、24日の3位決定戦でイギリスと銅メダルをかけて戦う。決勝進出した韓国は地元メディアが続々速報。「銀メダル確保」「金が見えた」などと伝え、さらに「冷徹+無表情“メガネ先輩”の涙」とも紹介している。

 大熱戦だった。日本は6-7で迎えた10エンドで追いつき、執念で延長戦に持ち込んだ。しかし、不利な先攻で迎えた第11エンド。最後の相手の一投が日本より内側に収まり、試合は決した。バンザイして歓喜を爆発させ、喜ぶ韓国の選手たち。日本は惜しくも敗れたが、カーリングの面白さが伝わる名勝負だった。

 一方、勝った韓国は地元メディアが決勝進出の快挙を続々と速報している。

 地元紙「スポーツソウル」は「韓国女子カーリング、日本を下して“オリンピック銀メダル”確保…スウェーデンと決勝激突」、「東亜日報デジタル」は「女子カーリング、日本を下して決勝進出…“金が見えた”」、韓国メディア「エックスポーツニュース」は「“銀メダル確保”女子カーリング、延長の末日本を下し史上初の決勝行き」と伝えている。

「冷徹+無表情“メガネ先輩”の涙、平昌五輪最高のシーン」

 さらに、地元紙「スポーツ韓国」は「冷徹+無表情“メガネ先輩”キム・ウンジョンの涙、平昌オリンピック最高のシーン」と見出しを打って特集している。

 記事では「今まで冷徹で無表情の姿で話題を集めた“メガネ先輩”キム・ウンジョンが泣いた。感激的な最後のショットを成功させた後、キム・ウンジョンの表情と涙はまさに平昌冬季オリンピック最高のシーンのひとつと言うのに劣らない」と紹介。今大会、厳しい表情でチームを牽引した主将のメガネの奥から熱い涙がこぼれていたことを伝えている。

 韓国は大会最終日の25日にスウェーデンと決勝を戦う。最後の最後に大きな盛り上がりを見せそうだ。(THE ANSWER編集部)