CBS MarketWatchによると、10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月物は、米MMS（鉱物資源管理局）が7日、ハリケーンで被災した石油精製施設の復旧状況について、通常レベルの22.5％まで生産が回復したと発表したことから、需要ひっ迫感が後退し、一時1バレル＝60.77ドルまで値を下げた後、前週末比4セント安の1バレル＝61.80ドルと小反落して引けた。

　　ガソリン11月物は同2.42セント安の1ガロン＝1.805ドルと1カ月ぶりの安値をつけて続落、一方、暖房油は同1.17セント高の1ガロン＝1.9718ドルと続伸して引けた。また、天然ガス11月物は、一時、100万Btu＝12.70ドルまで値を下げた後、結局、前日比25.1セント（1.9％）安の100万Btu＝12.975ドルと2週間ぶりの安値をつけて続落した。【了】