CBS MarketWatchによると、7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月物は、石油需要が後退するとの見通しから、引き続き売られたものの、前日の取引で7月27日以来約2ヵ月ぶりの安値をつけたことを受けて、値ごろ感から買い戻され、一時1バレル＝61.10ドルまで値を下げた後、前日比48セント高の1バレル＝61.84ドルに反発して引けた。

　　7日までの週（3−7日）の取引では、WTIの11月物は4.40ドル（約7％）値を下げており、また、米国本土にハリケーンが上陸した8月末に記録した最高値、1バレル＝70.80ドルと比べ、7日の終値は13％下落している。

　　ガソリン11月物は同1.55セント安の1ガロン＝1.825ドルと続落、先週末の9月30日の終値と比べて13％下げた。暖房油は、同0.94セント高の1ガロン＝1.9601ドルに反発して引けており、今週では8％近く下落している。また、天然ガスは、同14.9セント安の100万Btu＝13.226ドルと続落、9月27日以来の安値で引けており、今週の取引で5％近く値を下げた。また、9月30日の終値と比べて、7日の終値は69.5セント下げている。【了】