「自殺まで考えた」壮絶な転落人生を歩むエブエに古巣アーセナルも手を差し伸べる

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▽アーセナルは、かつて在籍した元コートジボワール代表DFエマヌエル・エブエの救済措置を探るようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。

▽2005年から2011年までアーセナルでプレーしたエブエは、アーセナルの右サイドバックとしてプレー。レギュラーとして攻守にわたって支えていた。2011年からはガラタサライでプレーし、2016年はサンダーランドへと移籍していた。

▽しかし、2014年9月に元代理人との契約問題が発覚。これにより国際サッカー連盟(FIFA)から1年間の出場停止処分を下されると、サンダーランドも契約を解除されていた。

▽先日はイギリス『ミラー』でのインタビューで、妻との離婚裁判に敗れ、財産を失ったこと、3人の子供にも会えていないことや、身内にも不幸があったことを告白。さらに、病気を患っているためにサッカーもプレーできず、自殺を考えたいたことも明かしていた。

▽アーセナルではレギュラーとしてプレーし、ガラタサライでは多くのタイトルも獲得。2010年の南アフリカワールドカップにも出場するなど順風満帆なサッカー人生から一転、壮絶な転落人生を歩んでいるエブエには、古巣のガラタサライがアカデミーコーチの職を提供すると発表。また、アーセナルもエブエを手助けする考えがあるようだ。

▽アーセナルのスポークスマンは「マヌ(エブエの愛称)の最近の苦しい状況に関する話を聞き、とても残念である。我々が何らかの形で手助けできるかどうかを探る」とコメントしている。

▽かつてチームで活躍した選手の苦境に手を差し伸べる意思を示したアーセナル。エブエにはどのような未来が待っているのだろうか。