CBS MarketWatchによると、ワシントンで開かれていたG7（先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議）は23日、会合後に共同声明を発表し、原油価格の高騰は世界経済の先行きへのリスクを高めているとの認識を示した。声明はまた、原油生産の余剰能力を持つ産油国に対し、市場への供給を拡大するよう求めたほか、探索や生産、エネルギー・インフラへの大きな投資が必要だとの認識で一致した。

　　また、声明は、最近の中国の人民元改革を歓迎した上で、より市場志向の為替制度の採用によって、世界経済や金融システムの安定の強化につながるとの期待を示した。【了】