阪大がマイノリティー研究者を支援、駆動役のURAとは?
16年度までに英語論文投稿での対応など105件、研究者情報のデータベース活用やホームページ作成など情報発信で38件を支援した。
特に外国人研究者は、日本の研究費助成の仕組みや用語の理解が不十分のため、日本人研究者と同等のスタートラインに立っていないと判断。同省の科学研究費助成事業や特別研究員への申請マニュアルを、URAが英語で作成した。さらにセミナーや個別の申請書作成の支援を英語で手がけるなどした。
興味深いのは“学内特区”的に動いてきた同大の「免疫学フロンティアセンター」がモデルになったことだ。同センターは別の同省支援事業「世界トップレベル研究拠点プログラム」(WPI)の一つで、外国人が3割超という環境にある。
そこで「WPIでの支援ノウハウを全学に展開した」と八木康史理事・副学長は説明する。
同大は研究力強化や部局の活性化に向けて、大学本部が人事をリードする教員ポスト確保を進めている。21年度までに若手・女性・外国人採用のポスト100人分を配分する計画だ。今回の手法との連動による効果が期待されそうだ。
(文=山本佳世子)
