パチューカ本田の“直接FK”にUAE紙注目 「曲げる系、時にパワーショットを放つ」
9日のクラブW杯初戦でパチューカはアフリカ王者カサブランカと激突
現地時間6日に開幕したFIFAクラブワールドカップ(W杯)。
今大会はAFCチャンピオンズリーグを制覇した浦和レッズ、大会連覇を目指すレアル・マドリードなどに注目が集まっているが、開催国であるUAEの「ザ・ナショナル」紙ではパチューカ所属のFW本田圭佑も注目選手として特集されている。
「この夏、ACミランでの日々を終え、パチューカに加わったホンダは、パチューカで番狂わせを起こすために十分な能力を見せている」、「彼はメキシコで初出場してから11試合で5ゴールを挙げている。巧みなドリブルを見せている」とプレースタイルと活躍ぶりについて伝えるとともに、チームメートにとっても大きな影響を与えていることにも注目している。それは44歳の大ベテランGKオスカー・ペレスとのトレーニングで明らかになっているという。
「ホンダがチームメートとなったことで、ペレスのトレーニングも新しい次元に入っている。特徴的なのは直接フリーキックの練習だ。ホンダは円熟味ある左足で壁の上を越え、曲げる系のボール、時にはGKを吹っ飛ばすほどのパワーショットを放つなどしている」
本田の直接FKがいまだ侮れないものであることを伝えた。またチームを率いるディエゴ・アロンソ監督が「彼はディフェンス面でハードワークもしてくれる。そのプレスから得ることも多いし、高い評価を得ている。ただ私は彼がさらにやってくれると思うよ」と厚い信頼を寄せていることにも触れた。
本田を擁するパチューカは現地時間9日に同大会初戦、アフリカ代表のウィダード・カサブランカ戦に臨む。久々の世界舞台登場となる本田は、その実力を知らしめることはできるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images