冷凍野菜の“栄養”に関する投稿が話題に「最近の冷食ホンマにすごい」、専門家に聞く
新鮮なうちに急速冷凍される
最近はコンビニなどでも販売され、忙しい時や野菜の値段が高い時に心強い味方となる「冷凍野菜」。その栄養面に関する記事がSNS上で話題となっています。投稿者によると、栄養面に関して冷凍野菜には以下のメリットがあるそうです。
・冷凍野菜は新鮮なうちに急速冷凍されるため風味や栄養価が損なわれにくい
・旬の時期に適切に冷凍された野菜は、旬でない生鮮野菜よりも栄養価が高い場合もある
・低温保存のため保存料が入っていない
これに対して、SNS上では以下のような驚きの声が上がっています。
「最近の冷食ホンマにすごい」
「野菜不足を感じてたけど参考になった」
「コンビニの冷凍野菜試してみよう」
料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんによると、冷凍野菜にする野菜は収穫後すぐに、工場へと運ばれて洗浄、カットされ、熱処理(ブランチング)をした後、マイナス18度で急速冷凍されます。
「新鮮なうちに急速冷凍された野菜は風味や栄養価が損なわれにくく、また保存料が入っていないメリットもあります。旬の時期に収穫され、冷凍された野菜の栄養価は生鮮野菜よりも高いほどです」(関口さん)
関口さんがオススメする、冷凍野菜を使ったレシピは以下の通りです。
【ミックスベジタブルのバターソテー】
バターを敷き、軽く焦げ目がつくように強火で炒めて塩コショウで味付けする。メイン料理の付け合せに。
【里芋の煮っころがし】
面倒な下処理が一切ないので簡単。油でさっと炒め、麺つゆとみりん、水を加えて落としぶたをし、弱火で煮含める。
【ほうれん草入り卵焼き】
冷凍のまま溶き卵に加え、塩味をつけて焼き上げる。栄養バランスと彩りがアップ。
「冷凍野菜を選ぶ際、気になる人は産地や製造元などのチェックを。一度解凍した野菜は再冷凍しないようにしましょう。また、冷凍野菜はあらかじめ熱処理されているので加熱時間は少なめにしてください。なお、冷凍野菜のデメリットとして、生鮮野菜とは違って酵素が失活しています。食べ物の酵素は消化を助け、健康維持に役立ちますが加熱に弱く、摂取するには生野菜を食べる必要があります」
(オトナンサー編集部)