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もくじ

ー 「再びトロフィーを目指すだけ」
ー 週末のダブルヘッダー 今回が初
ー 日本時間午後4時スタート 70局が放映

「再びトロフィーを目指すだけ」

アウディは、今週末(12月2日(土)〜3日(日))に開幕する電気自動車によるモータースポーツに、初めてファクトリーチームとして参戦する。

新しいフォーミュラEシーズンの初戦となる香港では、2回のレースが開催。アウディは、ドイツの自動車メーカーとしては初めて、このレースシリーズに参戦する。

Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム・アウディ・スポーツ・アプト・シェフラー)は、ダニエル・アプトと昨シーズンのチャンピオン、ルーカス・ディ・グラッシをドライバーに起用した。彼らは、レースカーAudi e-トロン FE04のステアリングを握ることになる。

アウディ・モータースポーツ代表のディーター・ガスは、「この数週間、チームが一致団結して、集中的でエキサイティングな作業を行ってきました。わたしたちの課題は、4台のレースカーを入念に準備し、多様な戦略や状況をコンピューターでシミュレーションし、すべてのプロセスを微調整し、レース用の設備全体を完璧に仕上げることでした。作業が残っているチェックリストはあと数項目のみです。サーキットへ向かう準備は完全に整っています。後は、ポイントを獲得して、再びトロフィーを目指すために戦うだけです」と述べる。

週末のダブルヘッダー 今回が初

今シーズンの初戦香港では、フォーミュラEシーズンの開幕戦としてとしては初めて、週末に2回のレース(ダブルヘッダー)が開催される。

土曜日と日曜日には、ほぼ同じ内容のプログラムが組まれ、ファンは、2日間にわたって、プラクティス、予選、そして決勝レースを楽しむことができる。

今回の2レースで優勝すると、ポールポジションおよびファステストラップの追加ポイントも含めると、最大で合計58ポイントが与えられる。

ディ・グラッシは、次のようにコメントする。

「われわれは、最初の瞬間から完璧なポジションを確保して、新しいシーズンで好スタートを切るために準備を整えています」

昨シーズンのチャンピオンの目は、すでに香港に向けられている。「香港は素晴らしい都市で、ファンの方々も熱狂的です。イベント全体を通して感動的な光景を見ることができます」

日本時間午後4時スタート 70局が放映

全長1.86kmのサーキットは、ウォーターフロントに沿って設置され、有名な観覧車を通過するコースとなっている。

通常は一般の道路を利用したこの仮設サーキットは、非常に長いストレートが特徴。このストレートは、オーバーテイクの絶好のポイント。コースはその後、タイトコーナーが連続する難しいテクニカルセクションへと続く。

路面がターマック(舗装路)からコンクリートへと改修されたことも、マシンとドライバーにとって厳しい条件となるだろう。土曜日のレースは43周、日曜日のレースは45周で争われる。

ドライバーのアプトは、レースのスタートが待ちきれないといった表情で、次のように語る。

「サーキットやシミュレーターでのテスト、そしてエンジニアとの準備作業など、数週間に渡ってハードワークを続けてきました。香港でわかっていることは、ライバルと比較して、自分たちがどの程度のポジションにいるのかということだけです。しかし、できることはすべてやってきました」

昨シーズンのチャンピオンとなったチームメイトが、カーナンバー1をつけてレースに参戦する一方で、アプトは、昨年と同じカーナンバー66でシーズンを迎える。彼は、日曜日に25歳の誕生日を迎えるため、さらにモチベーションを高めてレースに臨むようだ。

香港のレースは、両日ともに現地時間の午後3時(日本時間:午後4時)にスタートする。世界中で約70の放送局が、フォーミュラEのレースを放映する予定だ。