浦和のACL決勝進出をフランス紙も報道 「パワフルなヘディング」で上海撃破
ACL準決勝を速報 「2007年の王者が2度目の戴冠を目指す」
浦和レッズが優勝した2007年以来となるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝進出を果たした。
18日のACL準決勝第2戦、上海上港(中国)との一戦で、浦和は前半11分にFWラファエル・シルバがゴールを決めて1-0と勝利し、2戦合計2-1での勝ち抜けを決めた。浦和の10年ぶりの決勝進出を、フランスメディアも「2007年の王者が2度目の戴冠を目指す」と速報している。
4万人以上の観衆が詰めかけた埼玉スタジアムが揺れた。前半11分、敵陣左サイドでMF長澤和輝が粘ってCKを奪い取る。すると、そのCKをMF柏木陽介が中央に入れ、FW興梠慎三の背後に走り込んだR・シルバが頭でぴたりと合わせて先制点を奪う。そして、粘り強い守備と鋭いカウンターで、元ブラジル代表FWフッキ、同MFオスカル、FWエウケソンら実力者を封じ込めた。
フランス紙「レキップ」電子版も、この一戦を「浦和レッドダイヤモンズが上海上港を突き放し、アル・ヒラルとの決勝で相まみえる」と報じた。
記事ではR・シルバのゴールを「パワフルなヘディング」と評価。そして、チャイナマネーでかき集めた“爆買い軍団”を打破した勇敢な戦いぶりから、「2007年のアジアチャンピオンズリーグ王者の浦和レッドダイヤモンズは11月末に2度目の戴冠を狙う」としている。
チャイナマネーで競争力を一気に上げた中国勢の覇権を打破する意地を見せたレッズ。2008年のガンバ大阪以来となるJリーグ勢のアジア制覇はなるのか。2度目の頂点を目指す戦いぶりに、欧州でも注目が集まっているようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images