「日本人スゲぇ!」Maker Faireで見つけたアイデア光るフード系ガジェットの数々 : 情熱のミーム 清水亮
よくよく考えると、Engadgetはおもにガジェット情報を扱う媒体である。しかし、僕はぜんぜんガジェットの話をしない。まあ編集長から「なんでもいい」という条件で引き受けた連載ではあるが、ナントほかの媒体の連載と違い、Engadgetの場合まるごとボツったりする。
つまり「なんでもいい」といいつつも、よくない。というわけでさじ加減が難しいのだが、まか、たぶんガジェットのネタならいきなり没ボツということはないだろうという、極めて消極的な理由でこのネタを選んだ。
さて、「Maker Faire Tokyo 2017」が東京ビッグサイトで開催されたのはもう先週(8月5〜6日)のことだが、とても追い切れないくらい作品があるので、個人的な感想を。
▲このTシャツ、光るだけでなく、機械学習でポーズからユーザの思考をある程度読み取り、どんな気分かを表示する。
これは便利だ。
つまり、空気が読めない相手と一緒にいるときであっても、着ている人が「帰りたい」と思えば「帰宅」マークとかが出るわけだ。
反対に、相手の女性がこれを着ていると「今夜は帰りたくないの」という言外のメッセージを受け取ることができる。これは画期的。少子化対策にもつながりそうだ。
「このあと、どっかで休んでく?」みたいなことを聞いて万一、スベってしまったとしても、「いや、君のTシャツが帰りたくないって言ってたからさ」と小粋なフォローまで可能。凄すぎる。すべてのユニクロのTシャツに安全標準装備として搭載していただきたい。
女子は反対に「あなたは悪い人じゃないけど、あなたのTシャツが下心あるから、今日は帰るね」と逆手にとってかわすこともできる。
......ダメだ。
ニュータイプ同士は恋愛に向かない。
▲ガジェット野郎といえば、当たり前のようにするのが歩きスマホ(社会問題になっているので、もちろんよくない)。ここに、究極の歩きスマホツールを開発する猛者がいた!!
5台のスマホとキーボード、さらに超音波センサーと警告灯を装備し、思いっきり安全に(?)歩きスマホができるという代物。正直、ここまでするなら家に居たほうがいいのでは? と思ったりしないでもないが、本人はとても楽しそうだ。
今回、僕が個人的に注目したのは、食べ物系である。
注目を集めていたのはなんといってもクレープロボ。クレープを焼くところから取り出すところまで全部やる。ものすごく効率的。実際に売られている商品らくし、値段はウン百万円だが、人件費と考えると安いのかもしれない。
会場ではなんと無料で試食できるという大盤振る舞い! 美味しかった。
そして、食べ物系ロボットがいよいよ来るなと思ったのが、なんといってもコレ。
▲衝撃のたこ焼きロボだ。
ロボハンドだけで何百万かすると思うけど、ロボがたこ焼き焼いてくれるのを隣で見てるだけでなんだか和む。夜店とかにあったら子供たちも夢中で見ちゃいそうだな。あまり数捌けないんだケド。
▲ロボットのように正確に返しもできる......っていうかロボットだった!
ほかにもラテアートプリンタとか、いろいろあったんだけど、なかでも最高にクレイジーだと思ったのはコチラ。
▲その名もクラッカーブレッドボードである。何を言ってるのかわらないと思うが、自分にもわからない。
「どうしてこれをつくろうと思ったんですか?」と聞くと、「クラッカーが光ったらオシャレかなと思って」との答え。いやいやいやいやいやいやいやいやおかしいだろ(お菓子だけに)。
もはや食べることも使うこともほとんど想定されていないが、ある意味極めてMakersらしい逸品といえる(かもしれない)。おそるべし。
▲アメの3Dプリンタとかもあった。どうも甘すぎるようだが......。これでお菓子の家もつくれそう!
とりあえず勢いでなんでもつくっちゃう、という魂がやはりMakersにはある。そこが最大の魅力かもしれない。
食べ物系じゃないけどコレも楽しかった。
▲Kinectで見てる人の姿勢を真似する「ヨガ盆栽」。バカバカしいほど素晴らしい。
ただ格好を真似してくるだけで、こんなにほっこりした気分になるのか、というところも大きな発見だった。害がない感じがするのがいい。
▲ラストはデイリーポータルZでおなじみ「顔がでかくなる箱」。もともとでかい顔がさらにでかく!
Maker Faire Tokyoは、世界展開しているMakerのイベントの中でも最大規模らしい。こういうわけわかんない趣味のイベントやったら、日本って世界最強なんだね。なんか安心しました。
というわけで、コミケにも行かず先週のMFTを振り返ってみました。また来週......。
関連サイト:Maker Faire Tokyo 2017
つまり「なんでもいい」といいつつも、よくない。というわけでさじ加減が難しいのだが、まか、たぶんガジェットのネタならいきなり没ボツということはないだろうという、極めて消極的な理由でこのネタを選んだ。
さて、「Maker Faire Tokyo 2017」が東京ビッグサイトで開催されたのはもう先週(8月5〜6日)のことだが、とても追い切れないくらい作品があるので、個人的な感想を。
▲このTシャツ、光るだけでなく、機械学習でポーズからユーザの思考をある程度読み取り、どんな気分かを表示する。
これは便利だ。
つまり、空気が読めない相手と一緒にいるときであっても、着ている人が「帰りたい」と思えば「帰宅」マークとかが出るわけだ。
反対に、相手の女性がこれを着ていると「今夜は帰りたくないの」という言外のメッセージを受け取ることができる。これは画期的。少子化対策にもつながりそうだ。
「このあと、どっかで休んでく?」みたいなことを聞いて万一、スベってしまったとしても、「いや、君のTシャツが帰りたくないって言ってたからさ」と小粋なフォローまで可能。凄すぎる。すべてのユニクロのTシャツに安全標準装備として搭載していただきたい。
女子は反対に「あなたは悪い人じゃないけど、あなたのTシャツが下心あるから、今日は帰るね」と逆手にとってかわすこともできる。
......ダメだ。
ニュータイプ同士は恋愛に向かない。
▲ガジェット野郎といえば、当たり前のようにするのが歩きスマホ(社会問題になっているので、もちろんよくない)。ここに、究極の歩きスマホツールを開発する猛者がいた!!
5台のスマホとキーボード、さらに超音波センサーと警告灯を装備し、思いっきり安全に(?)歩きスマホができるという代物。正直、ここまでするなら家に居たほうがいいのでは? と思ったりしないでもないが、本人はとても楽しそうだ。
今回、僕が個人的に注目したのは、食べ物系である。
注目を集めていたのはなんといってもクレープロボ。クレープを焼くところから取り出すところまで全部やる。ものすごく効率的。実際に売られている商品らくし、値段はウン百万円だが、人件費と考えると安いのかもしれない。
会場ではなんと無料で試食できるという大盤振る舞い! 美味しかった。
そして、食べ物系ロボットがいよいよ来るなと思ったのが、なんといってもコレ。
▲衝撃のたこ焼きロボだ。
ロボハンドだけで何百万かすると思うけど、ロボがたこ焼き焼いてくれるのを隣で見てるだけでなんだか和む。夜店とかにあったら子供たちも夢中で見ちゃいそうだな。あまり数捌けないんだケド。
▲ロボットのように正確に返しもできる......っていうかロボットだった!
ほかにもラテアートプリンタとか、いろいろあったんだけど、なかでも最高にクレイジーだと思ったのはコチラ。
▲その名もクラッカーブレッドボードである。何を言ってるのかわらないと思うが、自分にもわからない。
「どうしてこれをつくろうと思ったんですか?」と聞くと、「クラッカーが光ったらオシャレかなと思って」との答え。いやいやいやいやいやいやいやいやおかしいだろ(お菓子だけに)。
もはや食べることも使うこともほとんど想定されていないが、ある意味極めてMakersらしい逸品といえる(かもしれない)。おそるべし。
▲アメの3Dプリンタとかもあった。どうも甘すぎるようだが......。これでお菓子の家もつくれそう!
とりあえず勢いでなんでもつくっちゃう、という魂がやはりMakersにはある。そこが最大の魅力かもしれない。
食べ物系じゃないけどコレも楽しかった。
▲Kinectで見てる人の姿勢を真似する「ヨガ盆栽」。バカバカしいほど素晴らしい。
ただ格好を真似してくるだけで、こんなにほっこりした気分になるのか、というところも大きな発見だった。害がない感じがするのがいい。
▲ラストはデイリーポータルZでおなじみ「顔がでかくなる箱」。もともとでかい顔がさらにでかく!
Maker Faire Tokyoは、世界展開しているMakerのイベントの中でも最大規模らしい。こういうわけわかんない趣味のイベントやったら、日本って世界最強なんだね。なんか安心しました。
というわけで、コミケにも行かず先週のMFTを振り返ってみました。また来週......。
関連サイト:Maker Faire Tokyo 2017