兵庫県立伊川谷北高等学校(兵庫)
■校是は「未来を拓く」 伊川谷北高等学校は、1986年に設立された兵庫県神戸市に所在する県立高校。吹奏楽部・放送部が近畿大会に出場するなど、部活動が活発な高校。校訓には「自立・敬愛・協調・創造」。また「先人の知恵に学び、未来に生きる糧とし、常に挑戦者としての気概と姿勢を貫く」という校是「未来を拓く」というものがある。
■名物練習の「サムライ」 現在、野球部は3年生15名、2年生7名、1年生14名の計36名。放課後の練習ではグラウンド全面が使えないため、朝練でフリー打撃を行うなどして、工夫を凝らしている。また「サムライ」と呼ばれる、校舎周りをおんぶ・お姫様抱っこ・ランを各1周行う名物練習などで、日々汗を流している。 そんな伊川谷北をまとめるのは新田 脩斗主将。今年のチームのウリについて「投手力が安定していて、つなぐ野球ができます。加えて走力もあります」と話してくれた。
■オフシーズンの成果を徐々に発揮 伊川谷北はオフシーズン、「打ち勝つ野球」を目指し練習に励んだ。その成果として現れた試合が2試合あった。1つ目は春の大会だ。初の春県大会出場を決めた伊川谷北は。さらに2回戦では強豪・市立尼崎に勝利を収めた。また、親善大会では星稜と対戦。敗れはしたものの、9回裏に6点差を追いつく熱戦を演じた。「負けはしましたがやり切った感が出ました」と新田主将。着実にレベルアップを果たしている。
■伊川谷北を引っ張る選手は? 新田主将はこの1年間で活躍した選手として、熊谷 翔太と茨木 佑真の名を挙げた。「2人のリレーで、相手を抑えてくれた」とコメント。加えて夏のキーマンには西本 昂平を指名した。
■成果を発揮できる夏に 現在、夏の大会ベスト16を目指し、日々練習に励む伊川谷北。新田主将は「今までの成果を発揮できる夏にしたいです!」とコメント。一戦必勝でベスト16を目指す。
左から裏井颯太副主将、新田脩斗主将、西本昂平副主将(伊川谷北)笑顔で始まり笑顔で終われるようにここからは裏井 颯太副主将(3年)と西本 昂平副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けての課題や強化したいところを教えてください
裏井:守備を安定させることです。西本:個々の家での努力です。
Q.ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?
裏井:春の県大会出場を決めた兵庫工戦です!西本:春の県大会2回戦で、市立尼崎に勝利したことです!
Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?
裏井:全試合で安打を放ちます!西本:自分の「声」です!
Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?
裏井:チームの仲の良さです!西本:3学年の仲がとても良く、全員で遊びに行ったりもします!
Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!
裏井:最後まで、全員で戦い抜きます!西本:笑顔で始まり、笑顔で終われるようにしたいです!
裏井副主将・西本副主将、ありがとうございました!
支えてくださった方々へ、頑張っている姿を!ここからは宇高 直志監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?また、チームの強みを教えてください。
目指しているのは、「粘り強く攻撃し、点が取れるチーム」です。3人で終わらないようにすることや2アウトからでもつないで点が取れるよう心掛けています。 またチームの強みは、「指摘し合えるチームワーク」「自分たちのすべきことに集中できる」というところです。
Q. 最後に、夏に燃える3年生や部員たちにメッセージをお願いします!
今まで本当にありがとう。本当によく頑張ってきたと思います。野球だけでなく、学校の勉強や塾など、いつも自分たちのすべきことを見つめ、我慢強くコツコツと取り組んできました。その姿に、早い時期から「大きく成長できる」と、可能性がある子たちだと思っていました。 最後の夏は「自分たちの野球をぶつける」という目標を最後までやり切ろう!頑張っている姿を、支えてくださった方々に多くの試合を見せられることを願っています。
宇高監督、そして兵庫県立伊川谷北野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!