仏財務省に家宅捜索=化学大手の不正会計事件で
XFN-ASIAによると、仏司法当局は、同国の化学大手ローディアの不正会計事件に関連し、財務省とパリのローディア本社を家宅捜索した。関係者がAFP通信に語ったところによると、財務省を捜索したのは、ティエリ・ブルトン財務相が、不正会計疑惑が発生した時期に同社の取締役を務めていたため。同省の広報課は、司直の手が入ったことは認めたものの、ローディアとの関連についてはコメントを避けた。また、ブルトン財務相は外遊中のため、同相の個人事務所の幹部が対応したとしている。同相は捜索についてコメントしていない。2月末に就任した同相は、1999年から2002年にかけ、ローディアの取締役を務めていたが、疑惑への関与を否定している。 【了】