CBS MarketWatchによると、米小売最大手ウォルマート創業者サム・ウォルトン氏の次男で同社取締役のジョン・ウォルトン(58)氏が27日午後、乗っていた1人乗り飛行機の墜落事故により死亡した。同社の発表によると、米ワイオミング州ジャクソンホールの空港を飛び立った直後に、墜落したという。原因はわかっていない。

  同氏は1992年以降ウォルマートの取締役を務める一方、ベンチャー投資会社トゥルー・ノース・パートナーズの設立・運営や、ウォルトン財団理事としての公教育充実への貢献などに手腕を尽くした。またAP通信によると、経済誌フォーブスによる2005年の長者番付では、総資産額182億ドル(約2兆円)に上り、長男のロブ氏の10位に次ぎ、三男のジム氏とともに11位にランクされていた。 【了】