AFX通信によると、イングランド銀行(英国銀行)は、26日に発表した上半期の財政安定調査報告のなかで、英国の金融システムは健全性を保っているとしたが、何点かの要因に警戒の必要性が残っているとした。

  同報告書によると、「英の金融システムの短期的展望は健全で、利益、資本、流動性などの点で何らかの問題が起こったとしても回復が可能」と、した一方、問題点としては、個人の負債総額が増加したことに加え、「市場がリスクを、また、貸し手がデフォルトの危険性を過小評価していることは問題だ」とし、より大きな収益を模索する上で、許容以上に付帯リスクをとっている可能性があると指摘した。 【了】