XFN-ASIAによると、米証券大手メリルリンチは25日、石油価格の一段の高騰により、米国航空各社の収支がさらに悪化し、今年の業界全体の最終損失は最大で、3月予想時より6億ドル(約655億円)上回る56億ドル(約6115億円)に拡大、リストラや連邦破産法の適用申請を行う会社も出てくるとの見通しを示した。

  同社アナリストのマイケル・リネンバーグ氏は、「アメリカの航空会社は予想を上回る収益を上げているが、それでも赤字をカバーするのには間に合わない」とし、今後なお石油価格が高値推移して平均価格が55ドルを超えた場合、燃料コストはさらに大きくのしかかり、このような苦境が待っているとしている。 【了】