米IBM、インドで今年1万4000人以上を新規雇用へ
AFX通信によると、米コンピューター大手IBMは、今年だけで、インドで1万4000人以上を新規雇用する。米紙ニューヨーク・タイムズが、ハイテク関連の企業で働く労働団体「ワシントン・アライアンス・オブ・テクノロジー・ワーカーズ」に宛てたIBMの内部文書を引用して、24日付で報じた。この報道を受けて、先週末のIBMの株価は前日比1.40ドル(1.86%)安の74.01ドルで引けている。
同紙によると、インドで新規雇用する分、欧米での雇用を同程度削減する計画で、インドで雇用する人材の大半は、プログラマーとソフト開発技術者になると見られている。IBMの広報担当者によると、アジア、特にインドでは最先端ビジネスモデルの導入サービスへの需要が急増しているとし、最近でも先週、IBMはインドのハイデラバッドにソフトウエア開発センターを稼動させ、今年だけで1000人のプログラマーを雇用する計画だ。
IBMは現在、欧米で1万−1万3000人の規模の人員削減を進めており、一方で、新興市場国でのビジネスの比重を引き上げている。インドでは、2004年の売上高の伸び率が前年比45%増と急成長を示しており、昨年末時点で、インドで2万3000人を雇用している。現在、IBMはインドに4つのソフトウエア開発センターを稼動させている。【了】
IBMは現在、欧米で1万−1万3000人の規模の人員削減を進めており、一方で、新興市場国でのビジネスの比重を引き上げている。インドでは、2004年の売上高の伸び率が前年比45%増と急成長を示しており、昨年末時点で、インドで2万3000人を雇用している。現在、IBMはインドに4つのソフトウエア開発センターを稼動させている。【了】