フィッチ、中国CNOOCの格付けを引き下げ方向で検討へ
XFN-ASIAによると、米英系信用格付け会社のフィッチ・レーティングスは23日、米石油大手のユノカルを総額185億ドル(約2兆円)で買収する提案を行った中国石油大手CNOOC(中国海洋石油)の長期債務格付け(現在の格付けは「BBBプラス」)をレーティング・ウォッチ・ネガティブ(引き下げ方向で検討)とすることを明らかにした。
ユノカルの買収をめぐっては、米石油大手のシェブロンが、4月に同社を買収することで合意している。フィッチは、ユノカルへの買収提案で、債務負担によるCNOOCの信用基盤が大幅に悪化する可能性を指摘した。また、同社は、シェブロンとの買収合戦に発展した場合、CNOOCが、ユノカルの買収価格を引き上げ、その結果、さらに債務が拡大する可能性に懸念を示した。【了】
ユノカルの買収をめぐっては、米石油大手のシェブロンが、4月に同社を買収することで合意している。フィッチは、ユノカルへの買収提案で、債務負担によるCNOOCの信用基盤が大幅に悪化する可能性を指摘した。また、同社は、シェブロンとの買収合戦に発展した場合、CNOOCが、ユノカルの買収価格を引き上げ、その結果、さらに債務が拡大する可能性に懸念を示した。【了】