札幌夜景。写真はイメージです(keiyacさん撮影、Flickrより)

2016年9月24日、次のようなツイートが投稿された。

札幌で、「緑色の大きな炎の塊、後に飛行機雲みたいな煙を残して......」といった光景を見たという報告である。「一生に一度見るか見ないかの大きな炎の塊でした」ともコメントしている。

ツイッターには、同様のツイートが続々と投稿されている。いったい、これは何だったのだろう?

札幌上空での隕石らしき発光体......

ツイッターとは別に、動画投稿サイトYouTubeには、下のような動画が投稿された。

札幌上空での隕石らしき発光体.28.9.24

「7時45分頃に手稲本町付近の国道5号を札幌中央区方向に走行中に録画・目撃した隕石のような飛行物」というコメントも付いている。

YouTubeの視聴者からは、同様のものを目撃したという報告が寄せられている。

「札幌西区で見ました。すぐ近くに落ちたのでは? と耳を澄ませていたのですが、遠く伊達市でも見えていたんですね。音がしない訳だ!あれは燃え尽きた感じでしょうね。」
「国道12号走行中(南方向へ)かなり大きく見えました。」
「伊達市でも同様の火球を見ました北北東あたりですが時間的に17時45分あたりでした」

一方、ツイッターには、こんな声が......。

「入れ替わる準備できてます」「よっしゃ、これもしかして明日起きたらめちゃくそ美人と入れ替わってるんじゃね」「私まだイケメンと入れ替わってない。みとめない」などといったつぶやきだ。

新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』は、この8月26日公開され、興業収入100億円を突破する大ヒットとなっている。その映画の中で重要な鍵となるのが、隕石の衝突。そして主人公・高校生男女の入れ替わりだ。

隕石の落下と聞いて、『君の名は。』を思い起こした人がいかに多かったのかが、想像できる。

「君の名は。の見すぎだろう」という突っ込みもあった。

「この映画のタイミングで...」とはいうものの、まさか映画の宣伝というわけではあるまい。「新海さん...すげぇや笑」と、新海監督の神演出が、まるで実際の隕石を引き寄せたかのような感想もあった。