C・ロナウド、クロアチア撃破を素直に喜べず?…同僚の涙を気遣う

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 ユーロ2016決勝トーナメント1回戦が25日に行われ、ポルトガル代表は延長戦の末にクロアチア代表に1−0で勝利。レアル・マドリードに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドがこの一戦を振り返り、試合直後の複雑な心境を語った。29日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

 試合は0−0のスコアレスのまま迎えた117分に決勝点が生まれる。カウンターからC・ロナウドが右足で放ったシュートのこぼれ球をリカルド・クアレスマが押し込み、ポルトガルがベスト8進出を決めた。

 終了のホイッスルが鳴ると、ポルトガルのプレーヤーやチームスタッフは飛び跳ねながら集まって、劇的な勝利に喜びを爆発させた。しかしながら、主将を務めたC・ロナウドは感情を抑え、控えめに準々決勝進出を喜んだ。

 C・ロナウドはこの場面について、「もちろん、クロアチアに勝てたことは嬉しかったよ。ただ、ピッチで祝うことはできなかったんだ、兄弟であるルカ・モドリッチが泣いていたからね。慰めなければならなかったんだ」と、レアル・マドリードの同僚であるMFルカ・モドリッチを気遣っての行動だったと明かした。

 クロアチアに勝利したポルトガルは、30日に行われる準々決勝でポーランドと対戦する。